素敵なエディタであなたも多色刷り―MSXを使いこなしたい方、どうぞ使ってみてください。
MSX2以降に備わる強化スプライト機能「モード2」。無印MSXをはるかに上回る表現が可能ながら、デザイン・設定方法が煩雑で、手軽に扱えないのがネックです。自作プログラムで使いたくても、尻込みしていた方もいるのでは(いまどきいるかよ)。
そんな21世紀の自作派MSXユーザーの皆さん、お待たせしました! スプライト製作に彩りを添えるツール「S・S・T」、26年の時を超えてここに復活。MSXライフの可能性をすこし広げるお手伝いをいたします。
「S・S・T」は、かつて『PSYZANS』こと荒井兄弟が製作したMSX2以降用スプライトエディターです。MSXユーザーご存じのMSX専門誌『MSX・FAN』に投稿したところ採用が決まり、1992年9月号に掲載・収録されています。
ツールはスプライトエディター「S・S・T」とデータローダー「偽SC4」の2本立て。その特徴は以下のとおりです。
スプライトモード2はスプライトを重ね合わせることで飛躍的に表現力が増します。「S・S・T」は2枚重ねスプライトに完全対応。凝った重ね合わせスプライトがかんたんに作れます。
各コマンドはアイコン選択式。ほとんどの操作がカーソル・スペース・リターンキーだけで可能(ドット置くのはZXCだけどな)。2枚重ね合わせを前提とした設計ながら、操作性は1枚用のスプライトエディターと大きく変わらず、直観的に扱えます。オールBASICながらわりと快適なんだぜ。
複数のスプライトパターンを順繰りに表示するアニメーション確認機能付。動きのあるスプライトも作れます。
作成したデータはアスキー形式のDATA文として出力可能。BASICで読みだして利用できます。作ったスプライトはもちろん自由に自作プログラムにお使いいただけます。
「MSX・FAN」に収録されなかった幻のデータロード用プログラム「偽SC4」がついに公開。通常SCREEN4以降でなければ使えないスプライトモード2をSCREEN1に実装。「S・S・T」で作成したスプライトの定義はもちろん、テキスト・PCGの扱いやすさはそのままに、なんとSCREEN1でモード2スプライトの表示が可能です。
スプライトモード2をもっと身近に!ゲームプログラミングやツール作成に。あなたの創作の手助けに。MSXを今よりもっと使いこなしたい方、どうぞこの「S・S・T」をご利用ください!
ダウンロードは次のリンクからどうぞ。
MSX2以降(turbo Rは標準モード推奨) RAM32K・VRAM64K以上 要ディスクドライブ
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