いつも白いワンピースに金のペンダントといういでたちのフィーナさん。同じ人物でも、描く人によってそのイメージは様々なようです。
一番最初、PC88版でジェバの家に保護されてるところ。まだワンピースではなく、赤いスカートをはいていました。ペンダントはもう身につけています。
同じくMSX2版。服装は88版と同じですが、グラフィックが差し替えになり、88版より可愛らしくなっています。
いまだにファンの間で物議を醸している角川スニーカー文庫の小説から(作・飛火野耀)。口絵こそ藤原カムイ氏が描いてますが、挿絵は全く別の方(杉浦守氏)が担当しています。表紙にダマされた方は泣きますね。
これまた物議を醸している角川書店とメディアワークスのコミックから(作・羽衣翔氏)。全7巻ほど刊行されていますが、それより初期・中期・後期のフィーナを抜き出しました(左より1巻・4巻・7巻)。若い娘というよりは幼女といった趣ですが、作品後期になると絵がこなれてきます。髪は青みがかった銀髪ではなく、金髪になっています。
都築和彦氏の手になる「イースII」マニュアルイラスト。白のワンピースを着たのはこの時が最初のようです。女神服は袖のない至ってシンプルな作りです。黒真珠を抱えている方のは何かの祭祀用の衣装かと。
「イースII」終盤で着ている肩の出たドレス。これはMSX2版ですが、他のパソコン版もこれと同じ服装です。
JICC出版発行。本書にはオリジナル制作スタッフのインタビューも収められており資料的価値が高いのですが、イラストは偽デヴィ夫人か偽叶姉妹といったけばけばしい姿となっています。
なんと白ではなく真っ赤な服を着ています。レアさまと間違われなかったでしょうかね。
マークIII版は取説にもフィーナが登場していますが、こちらも白ワンピとはだいぶ違っています。それにしても作中とは大きく変わってずいぶんかわいらしく描かれています。
双葉社のゲームブックのイラスト。偶然とはいえ「エターナル」の服装に近いデザインなのにはちょっと驚かされます。
おそらくはもっとも有名なフィーナ。赤い花を持ってちょこんと座った姿です。「ゼノサーガ」などで有名なイラストレーター、田中久仁彦氏が描いたとも言われています。服装は都築和彦氏のマニュアルイラストを踏襲しています。白ワンピに金のペンダントという姿はこのイラストで決定的なものとなりました。