冬樹社の非公式設定本「イースグローバルガイドブック」から。羽の付いた飾りで髪をまとめているようです。髪のボリュームがすごいです。
ワンピースではなくて、スカートの上にゆったりした上衣を着たデザインとなっています。女神服は布を巻き付けたようなものとなっています。それにしてもどこかあか抜けないキャラデザです。
意外なことに、家庭用ゲーム機版「イース」では、白ワンピを着て出てくるのはこれだけです。チップキャラはなぜかオリジナル同様、赤いスカートをはいています。
ちなみに絵師は8bit版のドット絵等を手がけた山根ともお氏。ある意味オリジナルの制作者がイメージしただろうヴィジュアルに最も近いフィーナなのかもしれません。
角川書店コンプコレクション「イース大全書」収録の人物紹介イラスト。「プリンセスメーカー」で有名な赤井孝美氏が描いています。赤井氏らしい媚態あふれる美女となっています。
原型制作岡山フィギュアエンジニアリング。イメージイラストを元にしたと思われます。服の造形もすばらしいのですが、靴に注目。都築イラストと違い、革靴になっています。
キャラデザは西村博之氏。髪の青い方、高山みなみ女史の声でしゃべる方がフィーナです。ひらひらしていて作画が大変そうです。普段着は長袖のゆったりしたものとなっています。
ちなみにこちらが全身像。ひらひらですが衣装そのものはごくシンプルにデザインされています。
イースはTRPGにもなっていまして、フィーナを元にした「ヒロイン」というクラス(職業)が登場します。そのイメージ画を池上明子(現池上紗京)女史が描いています。フィーナを元にしているだけあって外見こそ似ていますが、飾りや鳩等の小物がずいぶん増えています。
岩崎美奈子女史の手になるイラスト。ワンピースは裾の長いゆったりしたものに、帯も結び目のある桃色の長いものに変わっています。岩崎女史はこれ以前、すでにこれと同じワンピースを着たフィーナの絵を雑誌に投稿していました。ちなみにCDのジャケットはOVA2の西村博之氏が描いています。
ミーちゃんの投稿イラスト(「ポプコム」92年3月号掲載)
色の青い方がフィーナです。キャラデザは宝谷幸稔氏。ゲーム中のバストアップ絵はレアとの違いが色以外よく分かりません。宝谷氏のイメージイラストでは、シンプルなワンピースに大きめのショールを羽織っています。それと一応言及しておきますが、作中で闇の一族三人組とアドル・女神が入り乱れて戦うような場面は全くありません。
参考にPCE版「IV」のレアさま。いくら双子とはいえ。
「イースIV」発売と前後して当時のPCエンジン専門誌に連載された漫画版にも、いちおうフィーナが登場しています。脚本は糸井賢一氏、作画は漫画版「天地無用!」等で知られる漫画家奥田ひとし氏がそれぞれ担当していました。様々な装飾やショールがうるさくなくすっきりまとめられているのは、奥田氏の手腕のなせる技でしょう。
作中でフィーナの出番はほとんどないのですが、裏表紙のイラストにもしっかり描かれているのがあざといところです。
アスペクトのログアウト文庫小説版「イース」(作・大場惑氏)から。挿絵は池上明子女史が描いています。胸の空いた服が非常に大胆です。こんな姿、こんな眼差しで見つめられたらねぇ。