「ファルコムクラシックス」収録の「イース」から。見る限りトップとスカートは別の仕立てになっています。ペンダントは留め具にアレンジされています。サターン版でもチップキャラは赤いスカートをはいています。どうしてなんでしょうかね。
岩崎美奈子女史がデザインしただけあって、服装はピアノコレクションのそれと同じです。現在はこれが定番となっています。イベント追加によって方々に連れ歩けるようになったためか、ドット絵もパターンが増えています。
オリジナルに似た女神のドレスですが、肩や胸元のデザインは変わっています。オリジナルではよく分からなかった全身像のイラストがあります。
「イースIIエターナル」制作にあたり、OVA「イースII」キャラデザの西村氏が描いたイラスト。ひらひらなのは相変わらずですが、大人びてセクシーになっています。
「イースI・II完全版」イメージイラストです。肩のデザインが少し変わっています。
「イースI・II完全版」のマスコットから巫女装束とチャイナドレス。これがきっかけとなったのか、その後日本ファルコムがメール会員宛に配布した「壁紙」では、巫女姿のフィーナやレアが登場していたりします。デザイナーの趣味がありありと伺えます。
PS2版には、おまけグラフィックが見られる追加要素が付いています。様々な扮装のフィーナが見られますが、絵師が違うのか、本編のグラフィックと画調が違っています。
原型制作アトリエ彩。完成品の小型フィギュアです。こちらは「イースエターナル」のキャラデザを元にしているようですが、なぜか靴だけは岡山FEのものと同じになっています。
岡山FEのフィギュアの表情は少女らしさの残る造形でしたが、アトリエ彩のフィギュアはそれより若干大人っぽい造形になっています。
「石化バージョン」こと、銀色一色のリペイント版。こちらは評判がよくない模様。
2006年末に発売された「イース・オリジン」ではキャラデザが大幅に変えられたおかげか、「平安調」「まな板」等々、フリークの間でひとしきり議論となりました。前髪の分け方が変わっただけでもずいぶん印象が違います。衣装や羽根等々、デザインが複雑なので、二次創作の同人絵師はその描きづらさに泣きを見たとか。
先述の巫女服やチャイナ服以来、日本ファルコムでも趣味に走ったイラストをずいぶん発表するようになりました。「イース・オリジン」の発売を受け、2006年末メール会員限定で配布された壁紙では、サンタガールの衣装でクリスマスを祝っています。果たしてイースの女神が異教の救世主の誕生日なぞ祝っていいのやら。
...誰これ?
こんな具合に、フィーナは人によって様々な姿形で描かれています。特に初期はイメージが固まっていなかったようです。都築イラストに初めて現れた白いワンピースと金のペンダントという姿が定着したのは、彼女のやさしさ、けなげさ、素直さといった特徴を、白一色のシンプルな服装がよく表しているからのような気がします。実際問題、白一色とは地味すぎてかえって派手な装いなのですが、それが派手になることもなく、当たり前のように似合ってしまうのが、フィーナという娘なのかもしれません。
偶然でしょうが、「Feena」という女性名詞の語源の一つと思われる古ケルト語「Fin」には「白い、美しい」という意味があります。
ちなみに「フィーナにどんな服を着せたいか」 そう訊かれると女性のファンはウエディングドレスと答える方が圧倒的だそうですが、男性ファンは水着とかメイド服といった趣味丸出しの回答をするそうです。