方々を走り回ってると、たまに変な物も見かけるわけで。
新庄市中心部、曙町の真ん中にある空き地で発見した注意書き。曙町は飲屋街。空き地は酔っ払いが立ち小便するのにもってこいだったのだろう。それにしても「粗チン野郎」って何よ?
舟形町役場前にあるモニュメント。同町内で発掘された八頭身の土偶を模している。そのスリムな形から「縄文のヴィーナス」「美人土偶」とか呼ばれていたが、別に美人に見えないぞ。
河北町某所の鍵屋の看板。この二本足で立って歩くネズミは「奴」のつもりだったのか。
笹谷峠で発見。正体は国道標識。撮影当時、笹谷峠は長年にわたる通行止めの最中で、峠に行く人はそう多くなかった。そういうわけで標識も長年野晒しになっていたのだろう。復旧した頃、新しいのに取り替えられていた。
新庄市のJR奥羽本線泉田駅のトイレにある標札。一文字「鉄」の下に「便所1号」。JRの備品であることを示しているのだろうが、事情を知らない荒井には、2号がどういうものなのかが気になる。
山形市内で発見。一時停止の注意を促す看板なのだが、起こった事故の重大さの割に「イテテ…」「イケネェ…」と、やけに緊張感のない台詞がほほえましい。「バキャーン」という効果音も妙に迫力がない。
尾花沢市内で撮影。市内の観光施設の看板。売りは浅草寺ならぬ「花笠地蔵」。江戸の浅草と違い、みちのくの浅草は閑古鳥が鳴いている。
最上川舟下りで有名な戸沢村の役場にあるFRP製人形。最上川のゴミから生まれた幽霊らしい。最上川(もがみがわ)だからもっこちゃん。ゴミから生まれたのにゴミを捨てないでと訴えるけなげな奴。背中の背負い篭には空き缶が詰まっているのだが、本物の缶まで混じっているのは。
河北町で撮影。同町出身の歌手、大泉逸郎氏の「孫」大ヒットを記念したもの。それだけならなんということもないのだが、張られているのは町役場。
新庄市で発見。何様のつもり? と思うかもしれないが、夏に開かれる「新庄祭」の大イベント御輿渡禦を、地元の人間は大名行列と呼び慣わしている。その参加者の休憩所、ということらしい。