Written by 本名荒井
つかもうぜ!デビルボール で、今回挑戦するのはポプコム掲載の読者投稿プログラム「デビルボール」だ。
画面の真ん中にいるのが主人公の剛だけど、..やっぱり筋斗雲に乗って、手に如意棒を持ってるんだろうか?
建物を押してみると、さっそくデビルボール発見! 7つのデビルボールを奪いチアールを倒し、妹の由加を取り戻すのが本作の目的だ。
ここで手に入ったのは「殺しの玉」。さすがに四星球とかではない。
茂みを押してみるとピッと音がした。音がするのは隠されたスイッチが発動した証拠。マップにはこうしたスイッチがいくつか仕掛けられている。怪しげなところには突っ込んでみよう。
ちなみにここの隠しスイッチはパワーアップ。剛のパワーが10増えるぞ。
マップ上には敵が点在しており、ぶつかれば戦闘となる。戦闘では3ヵ所のうちから攻撃する所と防御する所を交互に選び、相手に同じ所を防がれなければダメージが与えられる。もっとも、敵の攻防パターンは乱数任せで、どこに当たってもダメージは一緒だから、パターンを読んだり弱点を攻めるといった駆け引きは全くない。
敵によっては勝つとパワーが上がることがある。「デビルボール」では経験値がないかわり、こうした勝利ボーナスや隠しスイッチによって剛が成長する。ボーナスを持っている敵を、弱い順から相手にしていくのが賢いやり方だゾ。
...スカウターでもありゃいいんだけど。
大魔王出現! 剛のパワーが低いうちに戦わざるを得ないので、前半最大の難敵となる。メモリーセーブ機能を活用して、勝てるまで何度も挑もう。
上の画面に行きたいけど、門が閉まっていて先に進めない。どうやったら開くんだろう? まぁ、当時のゲームではよくある趣向だヨ。
無事門を開け上の画面へ。こっちにもいくつかスイッチが隠されている。ここでは「盗みの玉」が見つかるけど、手に入れるにはある条件を満たす必要がある。
CRIME軍団の紅一点マリアと対決。デビルボールを持っているばかりか、チアールの間への道を守る重要な敵だ。女だからって甘く見ると痛い目に遭うゾ。
道の片隅で黒い四角を発見。案の定これも隠しスイッチだ。それにしてもただの黒い四角を置くんじゃなくて、もうちょっとグラフィックに凝っても良かったんじゃないかなぁ。
「俺より弱い奴に会いに行く!」
マリアを倒せるぐらいになると、自由にマップ中を動き回れるようになるけれど、それでも強い敵に挑むとやられることが多々ある。強くなっても基本に忠実に、メモリーセーブを使いながら、弱い敵から順に倒していこう。
敵の中には、勝っても何も得られないヤツもいる。相手にするだけ無駄なので無視するのがよろしい。無駄無駄無駄無駄無駄ァーっ!(違う)
ある条件を満たせば隠し面への通路が開く。隠し面に潜む敵は強敵ぞろいだけど、どれも重要アイテムを守っているので戦わないわけにはいかない。十分に強くなってから挑もう。隠し面は全部で3つある。
それにしても面のデザインが「POPCOM」になってるあたり、時代を感じさせるね。
隠し面でついに由加を発見! どうやらアイテム欄の一番下に表示されてるのが由加らしい。ここまで来れば、チアールとの戦いはもうすぐだ。
チアールの前にどこかで見たような敵と遭遇。これぐらい強くなってれば十分勝てるけど、気の抜けない戦いが続く事に違いはない。
このゲームが数年後に作られてたら、やっぱりサイヤ人のツンデレ王子やフリーザ様が登場してたんだろうか。
7つのデビルボールがそろった! 神龍ぐらい現れてもよさそうだけど、本作ではそういうことはない...ともあれ、あとはチアールを倒すだけだ!
とうとうやってきたチアールの間。チアールは本作最強クラスの戦闘力を誇る。戦う前にセーブをお忘れなく。
...よく見ると、名前間違ってないか?
そして戦いの末、チーアル...もといチアールを撃破。これでエンディングになると思いきや...
何も起きなかった(泣) 何も残ってないマップを彷徨っても、ゲームが終わる気配はない。
実は、本作にはエンディングというものがない上、アイテムや敵のフラグ管理もしていない。だから何をやってもクリアできない仕様なんだ。ギャルのパンティすらもらえないゾ!(号泣)
...なかなか連載を終わらしてくれなかったところまで真似したのか(違)
悔しいから改造してエンディングを作ってみた。ついでにボールと由加をそろえないとチアールを倒せないようにしてやったゾ。
当時のパソコン少年にとって、プログラム改造は当たり前。投稿プログラムは格好の題材で、みんなそうやってパソコンの使い方を覚えていったのサ。というわけで「デビルボール」も終了! もうちょっとだけも続かないぞ。