Written by 本名荒井
今回挑戦するのはポプコム掲載の「SPIRIT II」だ。一見スーパーマリオ風だけど、かなりパズル性が高いのが特徴だ。考えなしに遊んでいるとすぐハマってしまうゾ。まずは1面のはじまりはじまり〜。
緑の壁の奥にショップの入口がある。緑の壁は爆弾で壊せるけど、マジックポイントを消費する。必要なところだけ壊すようにしよう。
黄色い壁が邪魔で先に進めない。ここを通り抜けるには壁抜けパネルが必要だ。パネルはショップで買えるけど、ここに来るまでに手に入れておかないと、その時点でハマリ確定だ。
もめんお化けを相手にヒット数を稼ぐ。面クリアの条件は、壺を10個以上集めること、鍵を手に入れること、そして敵を10匹以上倒すことの三つ。だから面によっては、こんな具合に敵を倒す必要が出てくるんだ。左上の星マークは10匹以上倒した印だよ。
ついに鍵をゲット! だけど安心するのはまだ早い。先の通路は緑の壁で埋まってしまっている。マジックポイントは十分だろうか?
ようやく1面の出口にたどり着く。残りマジックはわずか2ポイント! このゲーム、シビアに魔法を使わないと、必要なところで足りなくなってしまうんだ。
面クリアするとちょっとしたデモを挟んで次の面が始まる。なんだか「パックマン」みたいなデモだね。このデモは前作「SPIRIT」にもあったものなんだ。
2面がスタート。前の面で稼いだライフやマジック、お金やアイテム等は全てリセットされるので、また新たに稼がなければならない。キビシイけど、この制約がゲームを面白くしているんだ。
再び黄色い壁を発見! 奥には壺があるし、手前にはショップもある。お金も十分貯まっているからどうしてもパネルが欲しくなるけれど...
小さな足場を頼りに池を渡る。ピーターは意外にジャンプ力が高いのでなんとか飛び移れるけど、落ちどころが悪いと即ハマリだ!(泣)
ところで、今でこそ「のめり込む」という意味が定着しているけど、この頃「ハマる」と言えば、「手詰まりになる」ことだったんだヨ。
ここには壺がたくさんある。だからといって全部取ろうとすると...マッピングは大事だゾ。
♪ジン、ジン、ジンギカ〜ン(違) 3面では新しい敵ジンギカンが登場する。突然ピーターと同じ段に出現し、地形を無視して横一直線に突進してくる。どの魔法でも倒せないので、狭いところに出現されると厄介だ。うまく引きつけてかわそう。
隣の場面に移る際、上段から行くか、下段から行くかによって、次の場面のスタート位置は変わってくる。つまり、ルート選択を誤るとあたりまえのようにハマってしまうんだ。ちゃんと先へ進めるのはもちろん、お金やアイテムが最大限得られるルートを見つけよう。
ガーン! 4面でハマった! 先へ進むにはパネルが必要なのに、パネルを売っているショップには上段からしか行けない。ここからではどんなにジャンプしてもそこまで行けない。こうなったらおとなしくF3キーを押してやりなおそう。
今度は無事成功。オリジナルのリストにはコンティニュー機能がないので、ハマると1面からやりなおしになる。この頃のゲームらしいイジワルな仕様だけど、これだけはなんとかして欲しかったナ。
謎の「R.S」。緑の壁の内側には壺やお金がギッシリ詰まっている。どこを壊すか迷うけど、無駄遣いは禁物だ。特に足場となる壁を壊さないよう気をつけよう。
のっけから金貨だらけの5面。金貨と緑の壁はたくさん出現するけれど、かわりに魔法の素やパンがほとんど出てこない。今まで以上に魔法の無駄撃ちができないのはもちろん、ダメージも受けられないゾ。
どちらも有料なので、お世話になる機会は少ないが、ショップではマジックとライフの回復も可能だ。両方少ないときはマジックの回復を優先させよう。ライフはもめんお化け狩りで回復できるからだ。
画面右の方に壺みたいなものがある。これは伏せた壺で、残念ながら取ることはできない。
クリスタルをゲット! 無限にお金が稼げるようになるという、ある意味最強のアイテムだ。運良く手にできたのなら、鍵の代金はもちろん、マジック回復分もきっちり稼いでおこう。
迷路のような地形が続く。画面下の方に出口があるけれど、緑の壁に阻まれて入れそうにない。この出口はダミーなので、無視するのが正解だ。
5面の終点は「THE END」。最終面みたいだけど、ゲームはあと1面残っている。緑の壁に惑わされがちだけど、壊さずとも出口まで行けるよ。
そして最終ステージ6面へ。見慣れない地形が連続し、お金と壺は必要最小限しか出現しない。敵の配置もイヤラシイ。クリアまで何度も試行錯誤を強いられるだろう。
開始早々残りマジックが心細くなってきた。思い切ってここでマジックを回復しておくのが6面攻略のポイントだヨ。
ムゥ、けっこうどころかかなりきつい面だなぁ。緑の壁に囲まれた金貨があるけど、これが後々...
一見地味だけどかなりの難関。ルート取り、敵のあしらい方、アイテムの集め方等々、これまでのテクニックや洞察力が試される。難しさは最上級だ!
ピーターの頭上に注目。前画面のルート取りによってはこの袋小路に導かれ、そのままギブアップを余儀なくされる。上方にある剣はただの背景。剣よりこのトラップの方が陰険だなぁ。
最終面の終点だ! 出口は目の前だけど、これまできちんと進めていないとお金や壺が足りなくて、ここまで来て泣きを見ることになるゾ。
そしてゲームはエンディングへ。「CONGRATULATIONS!!」の文字がクリアしたプレイヤーを讃える。デモ自体はあっさりしてるけど、達成感はかなりのものだ。「解けるゲーム」というよりも「制覇するゲーム」と呼ぶのがふさわしい。
かくてピーターは無事壺を弁償できました。めでたしめでたし...と、本作はハマりこそ多いけど、原因が理不尽なものではないから、挑戦心を煽られる。漫然と解けるゲームが増えた昨今、きちんと攻略法を詰めながらクリアするゲームというのも、時には悪くないんじゃないかな。
ところでBGMが「小フーガト短調」や「ガリウス」なのはなんでだろ?