「太陽の神殿」フィールドマップ

「太陽の神殿」マップ

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 「太陽の神殿」の大きな特徴のひとつが、フィールドマップの存在である。キャラクターを操作して俯瞰視点のマップ上を動き回り、建物に入れば一枚絵で状況が表示され、取るべき行動をアイコンで指定する。発売当時、(「軽井沢誘拐案内」という前例はあったが)俯瞰視点のマップ移動とコマンド選択を組み合わたAVGはあまり類がなく、十分斬新なものだった。説明書ではこれを「まるでRPGのようです。」と述べている。このスタイルを踏襲してARPG「イース」が生まれたことはよく知られた話だ。
 プレイヤーはこのマップ内を動き回り、密林内に点在する遺跡を巡りながら探索を進めていく。遺跡は「チチェン・イツァー」ということになっているが、取説でも言及されているとおり、メキシコに実在する遺跡「チチェン・イッツァ」とは、地形も建物の配置もまるで異なっている。飽くまでチチェン・イッツァをモチーフに創り上げた、ゲームオリジナルの遺跡と捉えるべきだろう。ついでに「アステカ」のタイトルはアルファベットで「ASTEKA」と綴られているが、本来の綴りは「Azteca」である。
 MSX2版のマップは、縦横6x6の全36画面から構成されている。確かX1版は15x15の225画面だったので、それより相当に狭くなっている。供給メディアの記憶容量に起因する変更とおもわれるが、他機種よりも探索しやすくなったことは間違いない。無駄に広いところが減った分遊びやすくなったので、これは大きな改良点と言って良いだろう。
 主要な建物はマップの中心部に集中している。周囲には密林が広がる。探索は主に中心部を往来することになるが、ひととおり周縁の密林にも足を運んでおくことをおすすめする。

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