前作同様、「DUNGEON II」も迷宮探索型のRPGだ。マップの広さは前作と変わりないが、意外に複雑で迷いやすいことも変わりがない。さらに本作では同じ場所に何度か足を運ぶことが増えた。効率よい攻略のためにはやはりマッピングが欠かせない。全体をきちんとマッピングできればゲームクリアも近いだろう。
マップの広さこそ同じだが、前作から格段にボリュームが増えたため、本作では進行状況のセーブができるようになった。ボス敵に挑む前や宝箱を取る前など、巧く使えばこの上もない保険となってくれるので活用したい。ただし下手にセーブするとハマる恐れがあることも覚えておこう。
本作には様々な武具が登場するが、プレイヤーが任意に持ち替えることはできない。新しく手に入れたものを装備するようになっていて、それまでの装備は捨ててしまう。どんなに強い装備を持っていても、間違って弱いものを手に入れれば、勝手にそちらに持ち替えるばかりか、せっかくの強力な武具が無くなってしまうのだ!
気をつけたいのは迷宮内に散らばる宝箱だ。不用意に取ってしまうと、弱体化することがある。宝箱を取る前に、セーブしておくことをお忘れなく!
レベルアップすると各属性値が上昇するが、上がり方は全くのランダムである。属性値に気を配らずゲームを続けていると、最高レベルになってもひ弱なキャラクターができてしまったりする。
対策は納得いくまでレベルアップを繰り返す以外にない。レベルが上がる直前になったらセーブして、たいして上がらなかったら即座にロードして、レベルアップをやり直そう。一回のレベルアップで各属性値は最高で8上がる。多くの属性値で高い上昇を狙いたい。
前作ではプレイヤーの強さに応じて出てくる敵が変わったが、本作ではプレイヤーの座標に応じて出現する敵が変わってくる。つまり前作ほど安心して探索できなくなったということだ。
敵は左上に行くほど弱く、右下に行くほど強くなる。これを知っておけば比較的安全に探索が進められるだろう。
前作では敵から逃げることはできなかったが、本作では逃げられるようになっている。何度となくお世話になることだろうが、遭遇した相手がボス敵だったら逃げてはいけない。逃走するとそれきりボスが出現せず、ハマる恐れがあるからだ。
まかり間違ってボス敵から逃げてしまったら、プログラムを中断して再び実行し、ロードしてやり直そう。また、プログラムの「仕様」上、ボス敵さえ逃走する可能性がある。ボスに逃げられたら、やはり同様にやり直そう。
一歩歩くごとに約10%の確率で敵に遭遇する。敵HPがプレイヤーHPの半分を切ると、10分の1の確率で逃走する。
敵のランクは以下の数式によって求められる。
ランク=INT((プレイヤーX座標+同Y座標)/25)+1
INT:端数切り捨て処理
敵に与えるダメージは以下の数式によって決められる。
与ダメージ=(腕力/2+武器攻撃力×(レベル/5+Rnd(1)))×敵防御力
端数切り捨て。Rnd(1):0から1未満の範囲の乱数
敵防御力との積を取っていることに注目。つまり敵の防御力が低いほど、与えられるダメージは少なくなる。「GOOD SHOT!」では敵防御力が2倍されるので、通常攻撃の2倍のダメージが与えられることになる。
ボス戦において条件を満たしていない場合、敵防御力は強制的に0.08(ダークエビルは0.01)に修正され、ほとんどダメージが与えられなくなる。
戦闘に勝つと、基本経験値/レベル/2の経験値が得られる。また、敵所持ゴールドの0%〜100%未満のゴールドが得られる。
経験値が100以上になるとレベルが一つ上がる。上がるごとに腕力・敏捷性・回避力・マックスHPが、それぞれ乱数で0〜8上昇する。レベルは最高で10。
本作は掲載されたリスト自体にいくつかバグがある。そのままでもゲームクリアは可能だが、気になるプレイヤーは次のようにリストを修正してみよう。
240行 H<0をH<=0に変更
670行 EH<0をEH<=0に変更
700行 EH<0をEH<=0に変更
730行 EH<0をEH<=0に変更
760行 EH<0をEH<=0に変更
1840行 〜37,37〜を〜37,38〜に変更。
1900行 B-16.R64をB-16R16に変更。
1150行 M(49,16)をM(50,16)に変更
1190行 同上
各行を以下のように修正
1120 GOSUB1110:PRINT"1)INVENTORY 2)SAVE 3)LOAD?":GOSUB1080:Q=VAL(I$):ONQGOTO1130,1140,1170:RETURN
2020 DATA"Fighter called Brave Lant,
2280 DATA5,"HPMEFO!HMPWF"
2370 DATA,Cbuumfs,Dpoevdups,Gjhiufs,Nbtufs,Hvjo,Hmbejvt,Mpse,Qipfojy,Csbwf
2380 DATAMBNQ
2650 DATAみち!うみせく゜ちす゜す゜てぁやんせろ,へちちぷ!EVOHFPOひ◎えけてなきす,かかけはやき゜!ちちきうぬつれぬつき゜うにう, ろくすひ!けるきおせやはと゜いる,ふななひ!なくなひ!さえうえやはにはち゜,!,!,!,!!UIF!FOE
2780 DATA,TUBGG,+,QSPHSBN,!TPVOE,UFTU!QMBZ!!!!!!!!,..DJN,!,NPOTUFS!EFTJHO,EBUB!DIBOHF,UFTU!QMBZ!!!!!!!!,..PLN,+,TQFDJBM!UIBOLT!UP,..Ns/TJO,+
2790 DATAQSPEVDFE!CZ!!!!!!,!!PD!TPGU,+,TUPSZ!2!!!!!!!!!!,..K/LJLVDIJ,+,UJUMF!UIFNF,」Opx!cfhjojoh、,+,FOEJOH!2,」Xjo!pg!Csbwf、!!!
2650行の”◎”はアスキーコード160番の文字。キーボードからでは入力できないので、ダイレクトモードで”KEY1,CHR$(160)”を実行し、F1キーで入力すること。
1220行 C$定義は無意味なので省略可。
1310行 ”=-1”省略可。
1430行 冒頭にリマーク。この行自体無意味。
本作ではファンクションキー割り込みを随時ONにしているため、いかなるときでもメニューに入ってセーブやロードができてしまう。そのおかげでバグることがあるので、移動時以外のセーブは控えるよう但し書きされている。
DARKEVILを倒した後、DARKEVILがいた場所で敵と遭遇すると、DARKEVIL以外のボスキャラのどれかが出現する。ここで遭遇した場合は条件を満たさずとも倒せるが、アイテムは得られない。
タイトルでオープニングテーマの前奏が鳴っている間、スペースキーを押しっぱなしにしているとプロローグ表示をキャンセルできる。ゲームオーバー後のリトライ時に便利。
1150行と1180行のOPEN"CAS:"をそれぞれOPEN"A:D2DAT"に変更。ファイル名は8文字以内で任意に変更可だが、ロードとセーブで同じものを使うこと。
280行のC=EX/LV/2をC=EX/LVにすると、得られる経験値が2倍になる。同じ行のQ=RND(1)*EGをQ=EGにすると、常に定量のお金が得られるようになる。