カーソル左右 | 左右移動。静止していればHPが回復する。 |
カーソル上 | ジャンプ |
カーソル下 | 入口に入る |
スペース | 剣攻撃 上ボタンを押しながらだと攻撃力が2倍になる |
シフト | マジックボール投擲 敵を足止めする魔法弾を放つ |
S/L | テープセーブ/ロード テープへの恒久セーブおよびロード |
W/R | メモリーセーブ/ロード 電源を切るまでの一時記録用 |
M | 魔法を使う 全体停止魔法HALT・全滅魔法FLASHの2種類がある 紫の妙薬で習得 発動時にはマジックボールを消費する(HALT:3/FLASH:5) |
エスケープ | ポーズ スペースキーで解除 |
1 | マップ画面 | 横視点で現在地を表示。ここで冒険が繰り広げられる。 他の画面に移るとスクロールして切り替わる。 |
2 | トリトーン | 本篇の主人公にしてプレイヤーの分身。こいつを操作する。 |
3 | アイテム欄 | 手に入れた品々はここに表示される。左側が宝物、右側が妙薬。 |
4 | タイトルロゴ | ただの飾り。昔のゲームは常時ロゴを表示するものが多かった。 |
5 | ヒットポイント | 体力。これがなくなるとゲームオーバー。初期値200。 |
6 | ストレングス | 攻撃力。多いほどより多くのダメージが与えられる。初期値200。 |
7 | エクスペリエンス | 経験値。強さと倒した敵に応じて増加。 1000になるとHPとSTRがそれぞれ100上昇する。 |
8 | マジックボール | マジックボール残数。初期値10。ある条件を満たせば増やせる。 |
9 | ステータス | 戦っている敵の体力や各種情報が表示される。 |
妖怪ペイ・バルーサを倒し、ルワンダ島に平和を取り戻すことが本篇の目的である。しかし敵はあまりに強く、トリトーンはあまりに弱い。ただレベルを上げるだけでは、打倒バルーサは到底不可能だ。そこでより有利に戦うため、勇士たちにいくつか知識を伝授しておこう。
MSX版には本体RAM上に一時的にデータを記録する「メモリーセーブ」なる機能がある。電源を切ればデータは消えてしまうが、テープよりも高速かつ手軽なので、リトライには非常に重宝する。たとえば敵からダメージを受けずに宝物を奪取したり、難しいジャンプを決めたい場合、トライ直前にあらかじめメモリーセーブしておけば、失敗してもすぐに再開して、心ゆくまでやり直せる。特に強敵蠢くダンジョンを探る時など、絶体絶命の窮地から何度でも、勇士を救ってくれることだろう。
ただしロードとセーブを間違えたり、脱出不可能な場所でセーブしてしまうと、目もあてられないことになる。安全な場所に来たら、テープにセーブするのもお忘れなく。
「トリトーン」では、敵が出現するところというのは決まっていて、だいたいは画面の端、足場のあるところから現れる。ところが出現ポイントをトリトーンで塞いでしまうと、そこから敵は出てこられなくなってしまう。また、画面をよく観察すれば、敵の動線がほぼ決まっていることにも気付くだろう。敵が無防備になる場所というのも少なくない。
これをうまく利用すれば、どんなに手強いダンジョン内でも安全に体力を回復させられる他、一方的に攻撃を当てることさえできる。特に通路の狭いダンジョンでは有効な技なので、ぜひ覚えておこう。
単純に剣を振っているだけでは、討ち負けすることが多々ある。そこで利用したいのがジャンプ斬りだ。ジャンプしながらの攻撃は敵に2倍のダメージを与えられる。位置取りによっては、こちらのダメージを抑えつつ強敵を大量に屠ることも可能だ。それとジャンプできないほど天井が低い通路でも、上を押しながらの攻撃は有効であることも、覚えておいて損はない。
本作では隣の画面に移っても、前にいた画面の敵の配置が記憶されている。だからHONEL洞やCROU洞といった、二画面にわたる折り返し通路では、今いる通路をノーダメージで抜けても、隣の画面に出て元の画面に折り返した途端、通路の先に残っていた敵に道をふさがれ大ピンチ...ということがよくある。狭い折り返し通路をくぐり抜けるときは、これから向かう通路に敵がいないことを確かめてから、画面を切り替えるよう心がけたい。
各種アイテムの力を借りずして、冒険の成就はあり得ない。手にする方法は大きく二つ。一つは宝箱を開けることと、もう一つは決められた敵を一定数倒すこと。特にトリトーンの防御力は宝物に依るので、積極的に集めていこう。
トリトーンはマジックボール・HALT・FLASH三つの魔法が使えるが、普通に遊ぶ分にはあまり使いどころがない。だが大量の敵に囲まれた場合には、これが非常に有効だったりする。メモリーセーブ&ロードでなかなか切り抜けられない場合、魔法を使うとあっさり切り抜けられることもある。非常手段として使えることを覚えておこう。それと、魔法なしでは解けない謎も...
タイトル画面で「SEIN@@SOFT」と入力すると、マジックボールを99個持った状態でゲームを始められる。入力の際はCAPSキーをロックしておくこと。
同様にタイトル画面で「ELECTION@DAY」と入力すると、全てのアイテムを持った状態でゲームを始められる。これもCAPSをロックしておくこと。
同じく「KAJI@@YASUYUKI」と入力すると何かが起こる模様。要CAPSロック。
特定の機種やblueMSX・openMSX上でプレイすると、ペイ・バルーサの間に入るなりエラーが発生し、ゲームが止まってしまう。RuMSXではこの不具合は発生しない。
このエラーはRAMのE453h番地が初期化されていないことが原因。E453h番地にはペイ・バルーサの動作を管理する数値が格納されているのだが、プログラム側でその内容を初期化していない。E453h番地のデフォルトの内容は各機種で異なるため、場合によっては桁あふれしてしまうようで、このようにエラーになってしまう模様。
具体的にはE453h番地のデフォルト数値下一桁がFhだとこのエラーが起こる。BASIC起動直後コマンドラインで「PRINT HEX$(PEEK(-7085))」を実行すれば確かめられるのでご参考に。
実機ではBASIC起動後「POKE-7085,0」を実行し、リセットボタンを押しながらROMを挿して起動すれば回避できる。リセットボタンがなければ、POKE後ROMを挿し、「DEFUSR=0:A=USR(0)」でも代用できると思うが、ハードが壊れる恐れがあることはいちおう付け加えとく。
blueMSXでは、ゲーム起動後にデバッガでE453h番地に00hを書きこめばOK。トレーナー機能でE453h番地に00hを書きこむチートを作るのも手だろう。この場合、起動後一度だけチートをオンすればよいので、一度書きこんだらあとは無効化しとくこと。さもないと別のバグが起こる。
openMSXの場合はゲーム起動後F10キーでコマンドコンソールに入り「debug memory 0xE453 00」を実行すればよい。