Written by 本名荒井

はるばる来たぜルワンダ島! というわけで始まった「トリトーン」、さっそく妖怪どもが手荒く歓迎してくれる。まずは周りにいるBATやSLIMEを相手に、レベルを上げよう。

SLIMEを倒していると、妙薬発見!
決まった敵を倒しているとこんな具合にアイテムを落としていく。新しい敵を見つけたらアイテムを持っているかもしれないので何匹か倒してみよう。決まった敵を倒すというのは、当時のARPGの定石だよ。

ORC洞でひとやすみ。敵の出現ポイントは決まっているので、そこをこんな具合に封じてしまえば、どこでも安全に休憩できる。冒険には必須のテクニックだ。

レベルが上がったのでHACKER洞に遠出中。ところがトリトーンの目の前には小さな隙間しかない。どうやって抜ける...? 当時のARPGでは初歩中の初歩のトラップ。

マジックボールを使えば数秒間敵の動きを止めることができる。敵に挟まれたときに使うと便利だけど、数に限りがあるので無駄遣いは禁物だ。それと、コレが謎解きの鍵になることも...

HACKER洞の奥には青の妙薬が隠されていた。これまで3キャラ分だったジャンプ力が6キャラ分に跳ね上がる。トリトーンの行動範囲を大きく広げてくれるウレシいアイテムだ。

気になっていた向こう岸の入口目指してジャンプ! ジャンプ力が上がれば、こんな谷間もひとっ飛び。

入口の向こうはQOXの洞窟だった。宝箱には盾が入っている。受けるダメージをほぼ半減してくれる心強いアイテムだ。

QOX洞から引き返しWAVER洞へ。今度は足場の上に宝箱を発見! トリトーンのジャンプはクセが強いので、狭い足場を狙って飛び乗るのは意外と難しい。

なんとか宝物を回収し、今度はスタート地点右側の対岸へ。森を抜けるとMAGE洞の入口が口を開けていた。

ここでも宝箱を発見したが、壁で厳重に守られている。どこかに扉を開けるような宝物はないかな?

MAGE洞にはもう一つ宝箱が安置されている。中身はマジックボールの増やし方を記した巻物。それによれば、どうやらもう一つ別のアイテムが必要みたいだ。

ついでにMAGE相手に特訓中。MAGE洞は絶好の稼ぎポイント。ここでトリトーンをみっちり鍛えておくと、冒険がグンと楽になる。宝物も手に入るしね。

少し強くなったので、MAGE洞上のWORMの森に出張中。ここでは不思議な壺が手に入る。用途はこれまでの冒険をよく思い出してみよう。ところで上空にいる変なヤツはナンだ?

ギャー! MAGE洞を歩いていたら落とし穴に引っかかった! でも一度は引っかかる必要があると言っておこう。

落とし穴の底にはSOULの洞窟が広がっていた。ところでこのSOUL、韓国旗みたいなんでずっと京城(SEOUL)のもじりだと思ってました...

SOULは体力こそ低いが素早い動きと数でトリトーンを苦しめる強敵だ。できれば戦わずに済ませたいが、妙薬を落とすからそういうわけにもいかない。茶色の妙薬はHP回復速度を上げる優れモノ。手に入れたらさっさと逃げよう。

SOUL洞を探索中。ここにも気になる入口がいろいろある。おっと、剣を振り回していたらSOULじゃないヤツが出てきたゾ。

入口の一つに飛び込むと、また宝箱が見つかった。今度の宝物は鍵。ゲームで鍵と言ったら効果は決まってるよね。

苦戦の末SOUL洞から無事生還。案の定、閉じていた扉(ただの壁だけど)が開いていた。この頃のARPGはこんな具合に「成長するほど徐々に行ける範囲が広がっていく」のが実に楽しい。

鍵と新しい宝物に導かれ、今度は不気味な墓場にやってきた。地下にも何かありそうだけど、どうすれば入れるだろう?

あるアイテムを持っていれば、墓場の地下に行けるようになる。「ハカ アバク」...ライトの代わりに見つかったのは剣だった(ゲームが違う)。

ねんがんのアイスソードをてにいれたところで(これも違う)脱出しようとしたが、出口が見つからない! ...これも当時のゲームではよくあるトラップ。地下墓地に入ったときのことを思い出してみよう。

特訓の末トリトーンのHPが1000になった瞬間、紫の妙薬が見つかった! 最後の妙薬はマジックボールと引き替えに魔法が使えるようになるというもの。使いどころは少ないが、全く使えなくても困るので、常に使えるようにしておきたい。さもないと終盤で...

MAGE洞から再びWAVER洞へ。ところで「トリトーン」では敵の動線も決まっているので、うまく利用すればこんな風に効率よく攻撃できる。経験値稼ぎでは特に有効な技なんだ。おや、ここの扉も開いてるゾ!

かくしてCROUの巣くう洞窟にやってきた。なかなか手強いヤツだけど、倒すといいことあるかも?

CROU洞はARCKSの洞窟につながっていた。本体の攻撃はもちろん、ファイヤボール攻撃がケッコウ痛い。あらかじめファイヤボール耐性が上がる宝物を用意しておきたい。

宝箱は目の前なのに落とし穴! それというのもここには重要な宝物があるからなんだ。

装備さえ十分なら、ARCKSでも経験値を稼ぐことができる。これからの冒険に備え、隠している宝物もきっちり貰っておこう。

スタート地点からちらっと見えていたのはここだったのか! とうとうやってきたDRAGON洞。しかし先に行けそうな入口はない。これからペイ・バルーサの間にたどりつくまでは、いくつかの謎を解かなければならない。この程度はほんの序の口。

DRAGON洞の奥にはさらに広い洞窟が広がっていたが、やはりここにも入口はない。ヒントはこの画像!

謎を解いたら地下への入口が! 冒険はいよいよ終盤、この先はペイ・バルーサの潜む王室だ!

ついに王室に侵入したトリトーン。狭い通路が続く上、ARCKSにSOULといった強敵がうようよしている。下に見える赤い地形は血の池で、入ると体力を減らされる。ぐずぐずしているとあっという間にやられてしまうぞ。

序盤で遭ったORCが次の入口を守っている。ここのORC、見た目こそ同じだが体力と攻撃力がかなり強化されているので、ナメていると痛い目に遭う。それはさておき、上の宝箱が気になるなぁ。

ORCの間を抜けると、いくつもの入口が並ぶ部屋に出た。これだけあるとどこに入るか迷うけど、ペイ・バルーサの居所につながる入口は一つだけ。左下に通路があることも覚えておこう。

王室の中心部は、S.QOXが徘徊する広大な洞窟になっている。実はここが最後の稼ぎポイント。最強レベルまでトリトーンを鍛え抜こう。

空中にぽっかり浮かんだ入口を発見。でも足場がないので入れない。今は引き返すより他なさそうだ。どうすれば足場ができるだろうか?

入口の間の通路は、長い竪坑につながっていた。先に進むためにはSOULが降ってくる中、足場の悪い通路を登り切らなければならないようだ。これまで身につけた技でかいくぐれ!

ちなみに落下すると奈落の底まで真っ逆さま。脱出不可能な血の池地獄で死を待つのみとなる。くれぐれもここでメモリーセーブしないように!

竪坑の先には、見るからに禍々しい洞窟が続いている。しかし行けども行けども同じ洞窟が無限にループするばかりで一向に先が見えない。実はこの無限洞窟には秘密がある。

画像は大ヒント。画面切換の謎を解け! ...「ハイドライドII」でこんな仕掛け見たことあるぞ?

ついに現れたMSXオリジナルボスBIG DRAGON。さっそく戦ってみるが、ちっともダメージが与えられない! どうやら装備が足りないようだ。クレリアの剣かなぁ(全然違う!)
...ところでステータスがペイ・バルーサになってるのはナンだ?

地獄の竪坑を戻り、再び王室中心部へ。密室の中に入口があるけれど、どうすれば行けるんだろう?

またまた大ヒント! 何をするかはこれを見て考えよう...この頃のゲームは、ノーヒントでこういう謎を仕込むのが当たり前だったんだ。

密室の入口は、さっき見た宝箱の間に続いていた。最後の宝物は「王冠」。手にした者を勝利に導く勇士の証だ!

今度こそとBIG DRAGON洞へ。コイツはこれまで戦った妖怪とは比べものにならない強敵だ。極太のブレスをまともに食らえば、下に突き落とされてしまう。隙を突いて一気に近づき、ジャンプ斬りをお見舞いしてやれ!

不幸にして突き落とされても焦ることはない。突き落とされたところから下に降りていくと、ループしてまたBIG DRAGONの居場所に行けるんだ。与えたダメージはそのままだから、落ち着いて再挑戦しよう。それとこの画面ではセーブできることも、覚えておいて損はないよ。

BIG DRAGONに勝った! 何かがもらえるわけじゃないけれど、コイツを倒すと、マップの「ある場所」が変化して、行けなかった場所に行けるようになるんだ。

中心部で隠し通路を発見。でもBIG DRAGONとは関係ないみたいだ。ここでもまた変なヤツが出てきたゾ。

ペイ・バルーサ出現! バルーサはトリトーンの3倍はある巨人の鎧武者だ。デブ蜂から随分カッコよくなったなぁ(しみじみ)。
さておき、ヤツは絶えず長剣を振り回しているので容易に近づけないが、このままではダメージも与えられない。覚悟を決めて飛び降りよう。

バルーサキックが炸裂! 他の機種では右方向に向かって剣を振るだけだったが、ROM版では左右に振り向くようになったばかりか、蹴りまで繰り出してくるようになった。すっかりラスボスらしくなりやがって(泣)

しかしやられっぱなしというわけにはいかない。バルーサはその巨体ゆえ隙が大きくジャンプ斬りも当てやすい。素早く回り込んで反撃だ!

激しい戦いの末、最後は真っ正面からの斬り合いに。勝負の決する時は来た。両者瀕死のダメージを負いながらも、渾身の力で最後の一撃を放つ...
そしてバルーサよりも一瞬早く、トリトーンの剣がバルーサを捉え...

...勝った! 君の活躍によってペイ・バルーサは倒され、ルワンダ島に平和が訪れた。音楽とメッセージによるエンディングが勇士を祝福する。
今のゲームに比べればあっさりしたものだけど、当時はこの程度でも凝った方だったんだ。MSXテープ版のエンディングなんかそれはもう...というわけで、これにて「トリトーン」は一巻のおしまいだ。