「は〜りぃふぉっくす」は、かわいらしい登場キャラクターの数々でも評判になった。続編「雪の魔王編」もそれを引き継ぎ、魅力的なキャラクターが数登場する。そして前作以上に練られたストーリーが繰り広げられる。ここでは物語の中心となる、主要なキャラクターを紹介しよう。
本作の主人公。前作「は〜りぃふぉっくす」の主人公・母ギツネの息子である。前作では奇病ロムス病にかかっており、これを治すことがゲームの目的となっていた。プレイヤーはこの子ギツネになりかわり、冒険を進めていく。
母ギツネの奮闘によりロムス病から回復したが、今度はその母ギツネを失う悲劇に見舞われる。その悲しみを抱えきれず慰めを求め、かつて世話になった少女・マリに会いに行くも、彼女が雪の魔王の生け贄に差し出されたことを知り、救出を決意する。
見た目こそかわいらしいものの、は〜りぃ家の末裔であり、黒ギツネや雪の魔王にも匹敵するという不思議な力を備えている。しかし飽くまで幼いキツネなので、行動によってはあっさり死んでしまうこともある。マリさんを救えるかどうかは、ひとえにプレイヤーの腕と頭脳にかかっている。
ついでに作中にはまったく出てこないが、「シンタ」という名前がある。
前作の主人公。子ギツネの母。特別な力を持ったは〜りぃ家の、二つ尻尾の姥ギツネの娘。かつてはロムス病にかかった息子のため、リール神社の油揚げを探しに行った。それが前作のお話。
本作ではプロローグで死亡してしまうため、シナリオでその存在に触れられるのみである。狩りの途中で凍死した、と語られるが…
本作のヒロイン。心優しい少女。かつて母を追って行き倒れになっていた子ギツネを保護して、シタンの町の祖父の病院に連れて行き、手厚く介抱した。子ギツネの恩人ということになる。
本作では、猛威をふるう雪の魔王を鎮めるべく、町の人々により生け贄として魔王に差し出されてしまった。本作の目的は、魔王から彼女を救い出すことである。
彼女が生け贄に選ばれてしまったことには、どうやら理由があるらしい…
自然の守護神と畏れられる黒色のキツネ。話では強大な力を持つ黒ギツネ一族最後の一匹。その力で自然の猛威から動物や人々を守っていたという。このように本来は温厚で優しい性格だったのだが、近頃我が子を失い、すっかり気が立っていると噂されている。この大寒波も黒ギツネが守ってくれないからだと言われているが…その真相やいかに?
森の番人のような男性。キッドの村に住んでいる。動物や人々に慕われているが、その存在には謎が多い。どうやら黒ギツネとも深い関係があるようで、その行動には重なる部分が多い…彼の正体こそが物語のカギである。
主人公と同じ山に住むキツネの女の子。同郷のよしみか気でもあるのか、陰から子ギツネの身を案じているらしい。キッドの森の嘘つきタヌキが彼女を見かけたと言う。どのように物語に関わってくるのだろう?
物語の舞台一帯を覆う大寒波の原因と見なされている存在。氷の城に住み、災厄的な猛威をふるっている。一説には黒ギツネの化身であるともささやかれているが…真実はプレイして確かめよう!
「雪の魔王編」にもいくつかのアイテムが登場する。数こそ多くはないが、活用しなければ解けないものばかりだ。情報から適切な使い処を見極め、的確に使うことが肝心である。
中には持っていても意味のないものも混じっている。アイテムは捨てる事もできるが、捨てたアイテムは二度と手に入らない。間違って必要なアイテムを捨てないように気をつけよう。
霊力のこもった葉っぱ。特技・変身の術を使うのに必要となる、おそらくキツネサカキなる樹木の葉。最初から3枚持っているが、補充することはできない。
サトミから託された手紙。マリの祖父ヘイグがテシに宛てたもの。マリの消息を知るであろう彼に、孫娘を救って欲しいという旨の遺言が記されている。
主人公は〜りぃ家に代々伝わるお守り。不思議な力がこもっている。母ギツネの死とともに失われていた。なぜそれが町で見つかったのだろう?
おいしい果実。腹ペコにあげると喜ばれる。
お猿さんが吸っているタバコ。銘柄はマイルドキャビン。ちなみに伝説の傭兵が吸ってるのはラッキーストライカー。
力の出る木の実。食べると元気になる。徹夜明けのプログラマーもニッコリだ。
龍神の力のこもった笛。その用途は奏でるばかりではなく?
おなじみ扉を開けるために必要なもの。ただしカギなら何でもいいというわけでもないようで…