チャレンジ!オールドRPG「ハイドライド」

Written by 本名荒井

ゲームスタート〜平原からローパーの迷宮まで

序盤用攻略地図

メインプログラムロード中

 今回挑戦するのは元祖ARPG「ハイドライド」だ! 発売当時、知らないのはモグリというほど80年代のパソコンゲーマーならそれこそ誰もが遊んだ伝説的作品だ。
 ここで紹介するのはMSXのテープ版。実機で遊ぶとロードのため開始まで5分ほど待つことになる。

スライム相手に経験値稼ぎ

 ゲームが始まったらまずやるべきは、なんと言っても経験値稼ぎ! 気になる城やダンジョンはあちこちにあるけれど、スタート直後のジムの生命力はたった10ポイント。このままでは歩き廻るだけでもすぐ死んでしまう。
 平原にはスライムがうようよしているので、こいつを倒してレベルを上げよう。攻撃モードでぶつかればダメージが与えられるけど、反撃を受けることもある。状況に応じて攻防を使い分けよう。

生命力回復中

 平地でじっとしていれば生命力は徐々に回復する。ダメージを喰らったら、怪物が来ない場所まで待避して回復しよう。ついでにメモリーセーブしておくと安心だね。
 じっとすれば回復というルールを採用したのは「ハイドライド」が最初なんだ。

ワスプ出現

 木をつついたらワスプが出た! ワスプは小さいくせにすばしっこくて攻撃力も高い。弱いうちに相手にするとあっという間にやられてしまう。
 しかしここの木をつつかないわけにはいかない。なぜなら...

一匹目の妖精

真っ暗な洞窟

 ちょっと強くなったので近場の地下洞窟に入ってみたが、中は真っ暗! どうやらここに来るにはまだ早すぎるらしい。何か宝物が必要なようだ。
 原作者の内藤さんは、開始早々手ぶらでここを荒らしに来るそうで...

吸血鬼の弱点

 スライムで稼げるだけ経験値を稼いだ後、周囲を探索してみると宝箱があった。中身は十字架。「一体何に使うんでしょう?」とは制作者の弁。バレバレだけどな!

ヴァンパイア登場

 気になっていた教会へ。中はステージの巣窟で、奥ではヴァンパイアが我が物顔で歩き回っている。ヴァンパイアは強敵だけど、こちらも負けないもんね!
 見事倒せばここでも宝物が手に入れられる。

今度の相手はローパーだ

 スライムの次はローパーで経験値稼ぎ。ローパーはスライムより格段に強いので工夫しながら戦おう。すぐ逃げられる場所で背後から斬りかかるのは非常に有効な戦術。卑怯だけど構うもんか!

森で薮コギ中

 フェアリーランドには様々な地形がある。森は長時間歩いていると生命力が減っていくので、レベルが低いうちは要注意だ。森というより薮?
 ところで地形とジムの重ね合わせ表示を実現している点も、「ハイドライド」のけっこう凄いところだったりする。

ウィスプの迷宮

 レベルが上がったのでさっきの洞窟に再挑戦。宝物が揃っているからか、今度は中の様子が見える。迷宮を飛び回るウィスプは「ハイドライド」屈指の難敵。これをかいくぐって奥の宝物を手に入れれば、戦闘が格段に楽になるゾ。
 個人的に、ここはバラリス以上の難関だと思います...

魔法の壺

 ローパーを倒しても経験値が上がらなくなった。迷宮の奥に足を踏み入れると魔法の壺があった。フェアリーランドを自由に動きまわるには欠かせない宝物だ。
 壺を取ると隠し通路が現れる。ひとまず経験値稼ぎはやめにして、これから宝探しの冒険を始めよう!

宝探し〜ゴールドアーマーの迷宮から砂漠まで

中盤用攻略地図

ゴールドアーマーの迷宮

 ローパー迷宮の入口は、ゴールドアーマーが守る迷宮につながっていた。たくさん宝箱があるけれど、当たりはたった一つだけ。
 宝探しついで、ここでゴールドアーマーを何匹か倒しておくと少し楽になるかも...?

不思議な木

 ゴールドアーマー迷宮を抜けると、水路の対岸に出た。対岸には砂漠が広がり、わずかばかりの平地には動きまわる木が生えている。不思議が当然のフェアリーランド、アヤしいものを見かけたらぶつかってみることは、ハイドライドシリーズの基本だゾ。

二匹目の妖精

砂漠とスコーピオン

 砂漠地帯を横断中。砂漠は歩くだけでも生命力がどんどん減っていく上、強敵スコーピオンの巣窟となっている。長居せずさっさと渡りきってしまおう。

レディーアーマーの迷宮

 砂漠の西にある洞窟は、レディアーマーとゴールドアーマーが警護する迷宮だった。ここには二つの宝物が謎によって隠されている。どちらもそれぞれの怪物と関係しているけど虻蜂取らず。「どちらかに絞って」狙ってみよう。

ブルーストーンの宝箱

 かくして謎を解く。二つ目の宝物は目前だけど、ここまで来て開けられないなんてことのないように!

ゾンビの墓場

 洞窟を抜け、今度はゾンビが蠢く墓場にやってきた。ここにも宝箱があるけど、今なら開けられるだろう。奪取がてらここで経験値を稼いでもいい。
 墓場には墓石が迷路のように配置されている上、地面の毒のおかげで歩くだけで生命力が減っていく。巧く立ちまわらないと「かゆうま」だゾ。

ハイパーローパー登場

 ついに登場ハイパーローパー! ジムが一定レベルを超えると、スライムを倒すと代わりにこいつが現れるようになる。油断のできない怪物だが、けっこう経験値をくれるのが魅力。最後の経験値稼ぎはこいつを相手にしよう。

最後の妖精と最後の宝石〜水路からバラリス島まで

終盤用攻略地図その1

水路の入口

 経験値稼ぎの末、ジムは最高レベルに。冒険は終盤、バラリス征伐に向かう段階になる。まずは砂漠の南西にある城を目指そう。ここの入口に入ると...

水路に進入

 やった! 水路に入れたぞ! ただし水路は鎧をまとったジムには酷な場所。泳ぐだけで生命力が減るばかりか、強敵イールまで待ち受ける。イールの攻撃をまともに食らえば、最高レベルのジムでも一撃で昇天してしまう。巧くイールを避け、早く陸地に上がろう。

バラリス島

 城が建つ島を発見。上空では城を守るように、強そうなドラゴンが火を吐きながら飛び回っている。上陸してみたいがあいにく上がれそうな場所はない。どうすれば行けるんだろう?

ウィザード島

 とりあえず隣の島に上陸すると、ウィザードが襲ってきた。噂によれば三匹目の妖精はこいつらの魔力によって囚われているそうで、助けるにはどうにかしてその魔力を打ち砕く必要があるらしい。どうやらその秘密はウィザードご自慢の火の玉にあるらしいが...「ハイドライド」最大の難関だ!

ウィザードとの闘い

 「ドルアーガ」の影響を受けただけに「ハイドライド」の謎解きも全くのノーヒント。当時のゲームはまさに制作者との知恵比べ、試行錯誤や偶然の発見を繰り返し、こんな謎を解いていったんだヨ。
 例によって大ヒント! 何をするかはこれを見て考えよう...「ドルアーガ」を思い出せ!

三匹目の妖精

バラリス島上陸

 三匹目の妖精が見つかった! でも喜ぶ暇もなく、ジムは妖精の力でさっきの島へと飛ばされてしまう。怒濤の展開に驚くと同時に、ついにここまでやってきたという感慨がこみ上げる。行けなかった場所にたどり着いた瞬間は、やっぱり今でもワクワクするもんだ!
 ともあれ、先へ進むにはこのドラゴンをなんとかしなければならない。巧く防御モードを使いながら、ちくちくダメージを与えていこう。

バラリス城

 とうとうバラリスの居城へ乗り込んだジム。ところがどこにもバラリスの姿はない。しかも罠にかかったのか、スケルトンとグリーンアーマーが徘徊する広間に閉じこめられてしまった。このままではバラリスを倒す前にやられてしまう。どうすれば脱出できるだろう? そしてバラリスを引きずり出すには?

最後の謎

 ひとまず広間をうろつくと、墓石が建つ一角があった。最後の謎はこの画面にあるとだけ言っておこう。

最終決戦〜バラリス城

終盤用攻略地図その2

水路の異変

 罠を破って城の外に出てくると、水路の水が消えていた! しかも底には宝箱まで! このダイナミックな変化も、往時のプレイヤーを驚かせたものだ。
 ひととおり驚いたら宝物の回収に行こう。水路では2つの重要な宝物が手に入る。どちらもバラリス征伐には欠かせないアイテムだ!

最終決戦

 全ての妖精と宝物が揃い、冒険はいよいよ佳境へ。再び城に乗り込むと、今度こそバラリスが現れた。バラリスは瞬間移動でジムを翻弄するばかりか、最強を謳うだけあって全怪物中最強を誇る。しかしこちらも負けないぐらいに成長している。周囲の雑魚をかわしつつバラリスを狙おう。決戦の時は来た!

焦らずヒット&アウェイ

 ひどくダメージを受けたら、焦らず安全な場所へ待避して回復を待とう。画面外に出てもバラリスに与えたダメージはリセットされない。これを利用して休み休み戦うのがバラリス戦のコツ。落ち着いて挑めば必ず勝てるハズだ。

不死の薬発動中

 しかもこちらには保険がある。「不死の薬」があれば、力尽きても甦ることができるのだ。ただし使えるのは一度だけ。無謀な突撃だけでは薬があってもバラリスは倒せない。使うタイミングを考えながら、計画的に仕掛けよう。薬に頼らずチマチマ削っていくのもアリだゾ。

バラリス撃破 三匹の妖精

 激闘の末バラリスを撃破! すると画面が七色に光りだし、妖精がジムを囲んでいく。そして...

エンディング

 アン王女復活! ”CONGRATULATIONS!”の文字がプレイヤーを祝福し、王女が一礼して感謝してくれる。君はフェアリーランドに平和を取り戻したのだ。
 元祖ARPG「ハイドライド」の楽しさは、なんと言っても、遊園地のようにフェアリーランドを気軽に気ままに冒険できるところ。発売から永い時を経てもその楽しさは変わりない。ゲーム史に欠かせない永遠の名作だね。

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