「ダンジョンマスター」には4つの職業クラスがある。それぞれに特徴があり、得手不得手がはっきりしている。それら特徴をよく知り活かすことが、攻略には必要だ。ここではその4種の職業と特徴を紹介しよう。
ゲームを始めるにあたっては、必ずキャラクターを3人用意する必要がある。単独行でも3人キャラクターが揃わないと冒険が始められない。連れて行かないキャラクターは宿屋に泊めておけるので、そのあたりは心配ない。いずれにせよ複数キャラクターを作っておくとあとで何かと助かるので、最初にしっかりキャラメイクをしておいても悪くない。
レベルアップすると新しい称号を得るとともにHP・MPが上昇する。僧侶と魔法使いは他に魔法を覚えていく。一方攻撃力や防御力はレベルで変化しない。こちらを上げるには装備を替える必要がある。プレイしたかんじではレベルアップで命中率も上がっているような気がするのだが、検証したわけでもないので確証はない。
レベルアップに必要な経験値は職業によって異なる。強い職業ほど成長も遅い。レベルアップに必要な経験値は次の計算式で求められる。
必要経験値=レベル2になるのに必要な経験値x(2^(次のレベル-1)-1)
最高レベルはどの職業も9で、経験値の上限値は655350である。ちなみに65535という数字は、2バイトで表せる数字の最大値(256^2-1=0xFFFF)。いかにも8bitパソコンらしい。なお、どの職業も一度に持てるアイテム数は、鍵を除いて最大6と決まっている。装備品込みで6つなので、頭を悩ませることになるだろう。
レベル | 称号 | 必要経験値 |
---|---|---|
1 | WARRIOR | 0 |
2 | SWORDMASTER | 2000 |
3 | HERO | 6000 |
4 | SWASHBUCKLER | 14000 |
5 | MYRMIDON | 30000 |
6 | CHAMPION | 62000 |
7 | SUPERHERO | 126000 |
8 | PALADIN | 254000 |
9 | LORD | 510000 |
戦士は直接戦闘のスペシャリストだ。あらゆる武器と防具が使える。その中には戦士にしか扱えない強力なものも含まれる。体力の高さも魅力だ。そのかわり魔法は全く使えず、遠距離攻撃もできない。先に進むには守りを固めておくことと、常に回復手段を確保しておくことが必要となるだろう。
HP初期値は25以上を狙いたい。レベルアップ時のHP上昇率は最大20。全職業中最も高い。
レベル | 称号 | 必要経験値 |
---|---|---|
1 | ACOLYTE | 0 |
2 | ADEPT | 2500 |
3 | PRIEST | 7500 |
4 | VICAR | 17500 |
5 | CURATE | 37500 |
6 | ELDER | 77500 |
7 | CANON | 157500 |
8 | BISHOP | 317500 |
9 | LAMA | 637500 |
僧侶は数々の支援魔法で一行をサポートする。その魔法はパーティのみならず、ソロプレイの時でも重宝する。刃物の付いた武器は使えないものの、戦士と同等の防具を装備できるのがありがたい。成長の遅さは玉に瑕だが、全般にわたって非常に探索しやすいクラスである。単独行なら迷わずこの職業を選ぶべきだろう。
HP/MP上昇率は最大16。称号はカトリックの聖職名に依るが、最高レベルで突然ラマ僧になる。HP初期値は21以上を目指そう。
レベル | 称号 | 必要経験値 |
---|---|---|
1 | ROGUE | 0 |
2 | FOOTPAT | 1500 |
3 | CUTPURSE | 4500 |
4 | ROBBER | 10500 |
5 | BURGLAR | 22500 |
6 | FLICHER | 46500 |
7 | SHARPER | 94500 |
8 | MAGSMAN | 190500 |
9 | MASTER THIEF | 382500 |
戦闘よりも探索に特化したクラスが盗賊である。弓が使えるので一切の消耗なしに遠距離攻撃できる。そのかわり武器と防具は軽いものしか装備できず、弓の分持てるアイテム数も減る。中盤以降苦労するだろうが、持ち前の手先の器用さで扉や宝箱をやすやすと開けられる利点は捨てがたい。
HPに関しては僧侶と同程度である。上昇率は最大16。成長は一番早いが、頭打ちになるのも早い。弓や立ち回りで弱点をカバーする戦い方が求められる。
レベル | 称号 | 必要経験値 |
---|---|---|
1 | MEDIUM | 0 |
2 | EVOKER | 2500 |
3 | SEER | 7500 |
4 | CONJURER | 17500 |
5 | ENCAHNTER | 37500 |
6 | WARLOCK | 77500 |
7 | SORCERER | 157500 |
8 | NECROMANCER | 317500 |
9 | WIZARD | 637500 |
魔法使いは強力な攻撃呪文が身上だ。しかし概して扱いづらい。呪文はどれも強いが消耗も大きいため無駄撃ちできず、常に直接戦闘を強いられる。にもかかわらず体力は低く、最弱クラスの武器・防具しか装備できない。装備に恵まれない中盤の苦戦は必至だ。ところが終盤になって回復アイテムが揃うや、その戦力は恐るべきものとなる。
HP/MP上昇率は最大14で最も低い。初期値20程度は欲しい。僧侶並に成長が遅いばかりか育てづらいが、鍛え上げればこの上も無く頼りになってくれるクラスである。
「ダンジョンマスター」の世界には二つの店が存在する。宿屋とギルドだ。どちらもCITY OF GHOSTにある。たった二軒しかないのは寂しいが、冒険にはこれで十分事足りる。
自称エリスの子孫アルク翁が営む宿では、以下のコマンドが使える。
HP回復。怪我を治す。1HPにつき1GOLD必要。HPが全快していないとセーブできないので注意。
出発。宿を出て冒険に出る。
宿泊。冒険に出ず宿屋にとどまる。冒険に出さないキャラクターはこれを選ぼう。滞在費用はかからない。
いわゆる「ふっかつのじゅもん」。データのセーブ&ロードをする。パスワード式。
MASTERがセーブ。キャラクターの現在のパスワードを表示する。CASTはロード。パスワードを入力するほか、キャラクターを作り直すこともできる。
パスワードはひらがな31文字で、短歌みたいな文字列になっている。
ギルドショップでは武器や各種アイテムが買える。店の奥のくぼみに入ってカーソル/スティック上で欲しいアイテムを選び、スペース/トリガーで買う。買うには当然十分なGOLDが必要である。アイテムの売却はできない。