「ハイドライド3」の基本

 和製ARPGの代表作ハイドライドシリーズ。「II」は初回作から大きく進化したが、それは「3」も同じ、これまでから格段の進化を遂げている。シンプルで直観的な操作は前二作そのままに、より高度なアクションが楽しめるようになった。一方で数々の新要素が加わり、これまでとは勝手の違う部分も増えている。より広く奥行きを増したフェアリーランドを旅するために、まずは「ハイドライド3」で覚えるべきことを紹介しよう。


操作法

ハイドライド3クイックリファレンス(抄)

カーソルキー移動・コマンド選択。斜め移動不可。
スペース攻撃・会話・決定
リターンマルチウィンドウオープン・キャンセル
ESCポーズ
ESC+リターンセーブメニューを開く。開始メニューでのみ可。
各種文字キー名前の入力

 ゲーム中に使うキーはごくわずかだ。さすが元祖ARPG、ややこしい操作は不要で取っつきは良好。存分に冒険に専念できる。戦闘システムは攻撃・防御モード切り替えによる体当たり方式から、スペースキーを連打して武器を打ちつける方式に変わった。そのためアクション性と爽快感が格段に増している。もちろんジョイスティックにも対応。アクションゲーマーにも嬉しい仕様だ。
 各種コマンドは前作「II」同様、ウィンドウメニューを呼び出し、実行したいコマンドを選んで決定する方式である。本作では「重量制限」「時間の概念」「食事」等の新要素が加わったが、特に難しい操作はない。

セーブ・ロードメニュー

 ただしデータセーブだけは注意が必要である。いつでもどこでも自由にセーブできた前二作と異なり、「3」では宿泊時に自動で進行状況を記録するようになった。そのため以前のようなセーブコマンドが存在しない。本体の電源を入れている限り、最後に宿泊した時点の進行状況はメモリ内に保管されているが、電源を切った後で再開したいなら、切る前にデータを外部メディアに退避してやる必要がある。
 MSX1・MSX2では松下電器(現パナソニック)製パナアミューズメントカートリッジ(PAC)とカセットテープ、2種類のメディアに対応している。PACの場合、2スロット以上搭載のMSX本体が必要だが、特殊な操作なしにセーブできる。「ハイドライド3」のROMの他、MSXの空いたスロットにPACを挿しておけばOKだ。宿泊と同時にPAC内のS-RAMにデータが保存される。個人的にはディスクと連携できるFM-PACがオススメだ。ちなみに記録ブロックはNo.1を使用している。なお、当然ROMの抜き差しは、電源を切った状態でやろう。
 カセットテープに記録する場合、宿泊後に一度ゲームを終了し、ゲーム開始時のメニューからセーブ・ロード用のメニューを開き、データをテープに書きだすという操作が必要になる。取説がなくてこの操作がわからずセーブできないという声があるので、いちおう記しておこう。もちろんデータレコーダーと接続ケーブル、そしてカセットテープが必要だ。
 PACにデータがある状態でゲームを始めると、選んだキャラクターで最後にセーブされた場所から再開される。テープの場合はセーブ同様、セーブ・ロードメニューに入り、テープからデータを読み込んでスタートすればよい。


画面の見方

「ハイドライド3」画面構成

1マップ画面見下ろし視点で現在地を表示。MSX2版は瞬間表示。
MSX1版はスクロールで画面が切り替わる。
2主人公プレイヤーの分身たる若者。
装備に応じてグラフィックが変わるのは前作同様。
3各種メーター主要な属性値はここに棒グラフで表示される。
上から体力・攻撃値・魔力・防御値。一目盛り20。
4時刻現在時刻を表す。24時間制。
時間の概念は「3」の新機軸のひとつ。
5インフォメーションウィンドウ怪物のステータスや各種情報を表示。

 画面の飾り枠はシンプルなワイヤーに変わり、常時画面上に表示される情報も必要最小限にまで整理され、前二作に比べて非常にすっきりしたレイアウトになった。とはいえ画面構成はこれまでを踏襲している。これまでの「ハイドライド」シリーズをプレイしているなら、すんなり理解できるだろう。
 おなじみのバーメーターは、数ある属性値の中から主要なもののみが表示されている。特に注視することになるのは、体力と魔力だろう。前作まであった経験値メーターは廃止されている。経験値を確認する際は、メニューからステータスを開かなければならない。
 MSX2版では、体力と魔力を消耗するとバーメーターが赤くなっていく。MSX1版ではハードの性能上、バーメーターの下部にMAX値を示す小さな赤いグラフが併記され、これの替わりとなっている。
 メーター以外に頻繁に見ることになるのは時刻である。「3」では新要素として時間の概念が加わった。時間にルーズだと何かと手痛い目に遭う。常に時間に気をつけながら冒険を進めよう。

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