このコーナーは、旧いアドベンチャーやロールプレイング・ゲームを楽しむ読者のみなさんのためのページです。どうしても解けない謎に関する質問や、隠れ情報など、みなさんからのお便りに、本名荒井がお答えします。
みなさんどうも。本名荒井です。今回のレスオゲは「ハイドライドII」特集! 発売から20年以上が経つけれど、難しい謎解きが語りぐさとなっている、ある意味歴史的な作品だ。伝説級の難しさに悩まされているレトロゲーマーのみなさんのため、これまで溜まった質問の数々にドーンとお答えしちゃうゾ!
もちろんネタバレ寸前満載なんで、自力で解きたいという根性のある方は、見ないことをオススメします。
Q.
こんにちは荒井さん。「ハイドライドII」初体験の14歳です。ところが始まってから何をすればいいのかわからず、いきなりつまづいてます。まずは何をすればいいんでしょう? こんな僕でもクリアできるんでしょうか? お願いします!(ラグピック村・ジュリ夫)
千里の道もまずは地道な経験値稼ぎから。当時のゲームのお約束。
A.
今のご時世に「ハイドライドII」で遊ぶとは殊勝な少年だ! 荒井が初めて「ハイドライドII」をやったのは、小学6年の時だったよ。このごろのテキストやチュートリアル満載のゲームと違って、この頃のゲームはほとんどこんな感じだったから、いまどきのプレイヤーが面食らうのは無理ないかもなぁ...と、おじさんの昔話はさておき、冒険の目的はわかるよね。地下に潜む「邪悪な意識」を倒すこと。畢竟地上でやるべきこととは、地下に行くための準備なんだ。具体的にはレベルを上げて装備を調え、必要なアイテムや情報を集めること。まずは剣と盾を買って墓場へ行こう。ここでグールを倒しまくってレベルを上げて、行けるところを増やしていくんだ。当面はSEARCHとランプが使えるようにするのを目標にするといいだろう。レベル6もあれば、地上は自由に動けるようになるよ。詩うRPGのように簡単にはいかないけど、がんばって!
Q.
ミスターアライ! 砂漠の街が見つからないんだ! 「砂漠の果てに街がある」という情報を仕入れ、砂漠中を歩いてみたんだが、それらしいものはちっとも見あたらない。見つかったのは変な薬だけ。これと関係あるんだろうか? もう一ヶ月も砂漠をさまよって、水筒の水も底を尽いてしまった。このまま砂漠に白骨を晒すことになるのか...お願いだ。助けてくれ!(惑星シークロン・スターアーサー)
砂漠の街はいずこ? 「ハイドライドII」最初の難関。
A.
今度はフェアリーランドに来て、また砂漠で迷っているというわけか。お前さんにオススメの宝なら、ピラミッドでなく、塔の中なんだがな...さて、マップを作ればわかるんだが、実は砂漠は南東で水路を隔てて墓場と隣接してるんだ。中には砂漠で行き倒れになった人の墓もあるかもしれない。ここは一つ気分を変えて、墓参りでもしてみてはどうだろう?
念のため、あるアイテムを持っている限り砂漠の街は出現しないが、その薬じゃあないから安心しろ。ちなみにその薬はあとあとまで持っとくといいぞ。喉が渇いたからって今飲んでしまったら「ハマチ」だぜ!
Q.
ウッス! 荒井さん。はじめてお便りします! 「ハイドライドII」で、「浮島のダンジョン」が見つからなくて困ってるっす。墓場の左にある、水路に囲まれた空間が怪しいと思うんすが、川を渡るはしごもないっすし、確かめに行けないっす。教えてほしいっす! 教えてくれたらハートのかけらあげるっす。(ハイラル王国・リンクさ)
「あの浮島に行きたい!」 気付けばなんてことはないが、気付くまでが難しい。
A.
お便りありがとう! 前半の山場とも言える「浮島のダンジョン」。ズバリ、場所はそこで正解だ。ところが問題は、どうやってそこまで行くか。はっきり書いてしまうと、どこかから水路に入って歩いていくしかないんだ。では、どうやって水路に入るのか? 前作では水路に通じる入口があったけど、本作では巧妙に隠されている。先入観を利用した罠とでも言えばいいのかな。まぁ、SEARCHを使えば一発なんだけどネ。「橋は渡るだけじゃなし。」
プレゼントは気持ちだけ頂いときます...(酢ダコの絞り汁みたいな味がするそうだし...)。
Q.
早速ですが「ハイドライドII」で教えてください。「浮島のダンジョン」でAZERを倒したのはよかったのですが、宝物が手に入りません。倒した後にある宝箱を開けても爆発するばかりでボロボロになってしまいました。何か仕掛けでもあるんでしょうか? よろしくお願いします!(リルガミン・グッド忍者)
重なり方で挙動が変わる。単純だがイヤらしいトラップ。
A.
そのとおり! その仕掛けとやらがあるんだよ。浮島のダンジョンには二つの宝箱があるけれど、重なる向きや位置によって、挙動が変わるんだ。SEARCHだけで見つからないようにするためのトリックだろうけど、イヤな罠だよなぁ。というわけで、向きを変えて再挑戦してみよう。きっと捜し物が見つかると思うヨ。ちなみに宝箱の中身を取る前にここで2画面テクを使うと、AZERを復活させられる。経験値稼ぎにオススメだから、一度お試しあれ。
この手の罠は後でも出てくる。SEARCHは便利だけど、やっぱり最後に物を言うのは、まめな探索だゾ。
Q.
久しぶり荒井君。現在私はさる筋より、テーマパーク「フェアリーランド」の地下で目覚めた「邪悪な意識」の暴走を阻止するよう依頼されている。調査の結果、「意識」が潜むであろう地下パビリオンの入口を突き止めたのだが、入ろうとすると「呪文を唱えなさい」と訊かれ、往生している。「POLISH」「ATTACH」「PRAY」等々、思いつく限りの単語を試してみたが、一向に入れそうな気配がない。荒井君、どうか力を貸してくれないか?(札幌・出銭マン)
「呪文を唱えなさい」...「開けゴマ!」で開けばいいのにね。
A.
おう、出銭マンじゃないか。HAL3停止作戦以来会ってなかったな! 久々に見たらすっかり頭が薄くなりやがって...今度の仕事も名古屋からの依頼だな? それで言葉捜しでお手上げか! 黄金の臼を見つけた君らしくもない。
まぁ、この件については自分も調べが付いている。「ハイドライドII」は飽くまでアクティヴRPGだ。ここで君の得意な言葉捜しをする必要はない。AVGではないからな...どこかに件の「呪文」が書かれた場所がある。これを探すといい。地底に下りる呪文だけに、地下に隠されているようだ。SEARCHで調べればすぐ見つかるだろう。悪いが呪文については自分で見に行ってくれ。君の仕事なんだからな。
ところでこの呪文、PC-88版では「HONEST」だったんだが、MSX版ではまた違った言葉になっているそうだ。これら言葉の意味を覚えておくと、最後の最後で役立つかもしらん。本当の戦いはこれからだ。健闘を祈るぞ!
Q.
荒井殿、頼みがあるのじゃ。地底より来たる悪しき存在から我が国を救うべく、戦士を送り込んだのはよかったのじゃ。ところが地底の怪物どもはあまりに強く、我等が精鋭もなかなか太刀打ち敵わず、先に進みあぐねておる。このままでは王国が滅びるのは時間の問題じゃ...いかがいたしたものであろう。我等に道を指し示していただきたい。頼んだぞ、荒井殿。(ザナドゥ王国・サミュエル)
大挙出現する地底湖の怪物。地下帝国の怪物は強い!
A.
重臣サミュエル様の願いとあらば、答えぬわけにもいきますまい。要は「地下帝国の敵が強すぎて攻撃が当たらない。」ということですな? 荒井の見解では、地底に下りるのは時期尚早と存じます。率直に申しあげれば、その精鋭はまだ鍛錬が足りないのです。地底に行くならば最低でも、STRは80以上、さらにCLOUDが使えるようにしておくのが得策でございましょう。そしてCLOUDを使いながら地下1階でクラーケンを倒し、ひたすら己を鍛えさせるのです。本格的に侵攻するのは、免許皆伝し、全ての魔法を覚え、最強の楯と甲冑を揃えてからでも遅くはありませぬ。なに、武勇の誉れ高き貴国の戦士ならば、クラーケン退治など手慣れたものでしょう。くれぐれも焦らぬよう。王国の弥栄をお祈り申し上げます...って、本当に「ハイドライドII」の質問なんでしょうか?
Q.
「ハイドライドII」の妖精のことで質問です。「”妖精”を探せ」という情報を仕入れ、探しているのはいいのですが、見つけることができません。フェアリーだけに森にいると思ったのですが...地下帝国にも忍び込んでみました。××右上のSEARCHで光る場所が怪しいと思うのですが、行ってみても何も反応がありません。どうすれば夢にまで見た妖精に会えるのでしょうか? もう地底湖で蟹になりたいです。(新日暮里・鎌田吾作)
「精霊を探せ」とはいえそう簡単には見つからない。
A.
だらしねぇな。でもズバリ、場所はそこでOKだ。ただし妖精に会うためには「奇跡」の力を借りなければいけない。どこかで「奇跡を呼ぶ」ものの噂を聞かなかったかな? まぁ、妖精が必要になるのは最後の方なので、そう焦らなくてもいいかもね。「決戦の地」に乗り込む前までに見つけておけばいい。
ところでフェアリーランドといっても、森の妖精がたくさん住んでいるワケじゃないのであしからず。
Q.
「ハイドライドII」で荒井さんに質問です。私は地下帝国のB2Fまでやってきました。そこで人の顔の形をした石を発見し、SEARCHを使ってみたところ光り出したので、何かあるのではと調べてみたのですが、何も見つかりませんでした。押してみたりFIREをぶつけてみたり、様々なことを試してみましたが、どこかへワープするでもなし、どこも変化した気配がありません。この石は何なのでしょうか? 荒井さんの知恵を貸して頂きたく存じます。(星間連合・クリーバー=ミュー)
光る人面石。全部光っちゃどれがどれだか!
A.
これまた丁寧なお問い合わせどうもありがとう。その石は「人面石」と言うんだ。地下帝国のあちこちで見かけるけど、何であるか詳しいことはわかってない。もっぱら、SEARCHを攪乱するためのダミーという説が濃厚なようだ。つまり、何の変化もないのが当たり前というわけだ。
ただ、「木の葉は森に隠せ」という格言のとおり、実はその中に一個だけ、厄介なことに、特殊な人面石が混じっている。つまりSEARCHに頼らずその一個を探さなきゃいけないというワケ。取るべきアクションは間違っていないから、いかにも怪しそうな石を見つけたらあれこれ試してみよう。ちなみにB2Fに反応する人面石はないから、ここは先に行っても大丈夫だよ。
Q.
おい荒井、俺の質問に答えてくれ! 地下帝国B2Fまでやってきたのはいいんだが、左上の区画に入れねぇんだ。隠し通路も見あたらねぇし、自慢の腕っ節で壁を壊して入ろうにも、どこもさっぱり壊れねぇ。もう拳が痛くて仕方がないぜ。(フェルガナ出身・お頭一の子分)
入りたいのに入れない! こういうときは「急がば回れ」。
A.
そりゃ雲より高いハーベルの塔を建設したT&E製だもの。呪われた国の悪魔の塔のようにはいかないぜ! はっきり言うと、その区画にB2Fから入ることはできないんだ。じゃ、どうするかって? 簡単なことさ。下から登ってくりゃいいだけのこと。ただしB2FとB3Fは壁の配置が同じだから、今度はB3Fの左上にどうやって入るかということになるんだが...まぁ、罠に引っかかれとだけ言っておこうか。
Q.
こんにちは荒井さん。僕は仲間たちのアドバイスを受けつつ、地下帝国のB4Fまで来ることができました。でもここで問題が! ハーピーが何度もSILENCEを唱えてくるので魔法が使えないのです。こっちも対抗してハーピーが出てくるたびにSILENCEを唱えてみましたが、ハーピーは次から次へと現れるのできりがありません。おかげでSEARCHも唱えられず困ってます。(エルアスタ・スライムいじめ王子)
喰らうとイヤな呪文ナンバーワンのSILENCE。その対策は?
A.
目には目を、沈黙の呪文には沈黙の呪文をという常識は、「ハイドライドII」には当てはまらない。だから別の対策を考えた方が賢明なんだ。「ハイドライドII」の常識は「やられる前に杖で打ち据えろ!」。B3Fに格好のアイテムがあるから探してごらん。SILENCEはもちろん、SLEEP・CLOUDも封じてくれる優れモノだゾ!
Q.
はじめまして本名荒井さん。「ハイドライドII」で悩んでいる女子高生です。同級生の0子によれば、地下帝国B4Fのどこかにレッドクリスタルがあるというのですが、見つからなくて困っています。全ての画面でSEARCHを試してみたのですが、鍵のかかった宝箱はどこにもありませんでした。私は0子にイジワルされているんでしょうか?(飯田橋・麻生U子)
誰もが悩んだレッドクリスタル。「ハイドライドII」屈指の難関だ!
A.
オッと嬉しいなぁ。女の子、しかもビキニアーマー女子高生からの質問だ! 本名荒井、喜んでお答えしちゃいましょう!
U子ちゃんが悩んでいるところは、このゲームでも1,2位を争うほど難しい場面だ。制作者の内藤さんがヒントを入れ忘れたって言うんだから! で、0子ちゃんは嘘はついてない。ズバリ、レッドクリスタルはこの階にある。ただしSEARCHでわかる形で隠されてない上、ヒントもないから、とてもわかりづらいんだ。当時のゲーマーはよくノーヒントで解けたもんだよな...
その入れ忘れたヒントというのは、どこかに燃える岩があるというものだったらしい。つまり、レッドクリスタルはこの階のどこかにある「燃える岩」の中に隠されているんだ。B4Fにある「岩」は数えるほどだから、場所はこれでだいぶ絞れるだろう。どうやって燃やすかは自分で考えてごらん。
Q.
荒井さん!「ハイドライドII」のことで教えてください! 僕は現在地下帝国B4Fを探索中です。そしてようやくレッドクリスタルの宝箱を見つけたのはいいのですが、開けるための鍵がないことに気付いたのです。B1FとB2Fの鍵は手に入れたのですが、他にどこかに鍵があるんでしょうか? グリーン・パープル・ゴールドクリスタルはもう持っています。(フェアリスの街・戦神デュエルの子孫)
鍵2本確保。だけどこれでもまだ足りない!
A.
地下帝国ではカラークリスタルを探すことが主な目的なんだけど、カラークリスタルの入った宝箱には必ず鍵が掛かっている。だから実際には宝箱だけじゃなくて、鍵も同時に探すことになるわけだ。で、予想しているとおり、ここに来るまで鍵を一個見落としている。ズバリ、B3Fにあるんだけど、この鍵がまたイヤらしい隠され方をしているんだ。「仕掛けは扉を開けるだけにあらず」と言っておこうかな。ちなみに地下帝国には4つ鍵が落ちている。この鍵は全部クリアに必要だゾ。
Q.
拝啓荒井殿。わたしは天空の神の命を受け、悪魔を滅ぼすべく地下帝国で戦っている。人々の話では、悪魔を倒すには「デュアルダンジョン」と呼ばれる場所に行かなければならないらしいのだが、その「デュアルダンジョン」が何を意味するのか、よくわからないのだ。B2FとB3Fが同じ構造をしているのがそうでないかと思うのだが、すでに探索は済んでおり、これ以上何があるとも思われない― ぜひ知恵を貸していただきたく思う。(地表・ヨシュア)
最大の謎「デュアルダンジョン」。「画面切り換え」の間に潜む。
A.
「デュアルダンジョン」は「ハイドライドII」のトップシークレットだけあって、これも仕掛けを知らないと難しい。B2FとB3Fの壁の配置が同じだからこれだというのは、実はミスリード。そんなチャチなものじゃあない。「デュアルダンジョン」っていうのは、文字どおり二重の迷宮のこと。はっきり言ってしまえば、地下帝国のあるフロアには「表」と「裏」があって、条件を満たすことで「裏」のフロアに進入できるんだ。ノーヒントじゃ脳の裏側使っても気付かないってば!
で、どこからどうやって入るかについてだけど、これもヒントだけ差し上げよう。この記事に付属のマップを見てごらん。どこかに共通している部分がある。そこが表と裏が交わるところなんだ。画面切り換えの謎を解いた時、入口は開かれる!
Q.
荒井さん、「ハイドライドII」のことで質問させてください。○○で「□□を××するにはMYSTIC DRUGを使う。」と教えてもらったのですが、そのMYSTIC DRUGが見つかりません。レベルを上げたら自動的に手に入るんじゃないかとも思いましたが、そういうことはありませんでした。全画面でSEARCHを試してみても、宝箱がありそうな場所はもうありません。まさかフェアリーランドでも、妙薬に悩まされることになるとは思いませんでした。こんなボクは、勝利を勝ち取ることができるんでしょうか?(兵庫・ルワンダ島の勇士)
この画面は!? あえて多くは語るまい。
A.
へぇ〜。「縄文の遺跡発見 ニュータウン工事で」。宅地造成をしていたら、土器や住宅跡が出てきたのか...やあ、質問だったね。新聞読んででて気付かなかった。ごめんごめん。も一つ悪いけど、質問内容にネタバレが含まれていたので、こちらの方で伏せ字にさせてもらったよ。
で、MYSTIC DRUGのありかについてだな。そりゃゲームが違うんだから、レベルを上げたって手には入らないヨ! ズバリ、MYSTIC DRUGは砂漠のどこかに落ちていて、SEARCHを使えばあっさり見つけることはできる。砂漠の「全画面」でSEARCHを試してごらん。「全部試した!」 いや、ひとつだけまだ、探索してない場所があるはずなんだ。まずはそれに気付くことかな。そうそう、新聞の占いによれば、今日のラッキーアイテムはブラッククリスタルだって!
Q.
魔物退治と聞いてはじっとしておれない性分、「邪悪な意識」を討ち、フェアリーランドに平和を取り戻すべく、私は地下帝国のB5Fに踏み込みました。ところが「邪悪な意識」はここに潜んでいるはずなのですが、それらしいものがさっぱり見あたらないのです。中央の溶岩池が怪しいと思い調べてみても、何の反応もありません。SEARCHを唱えるとあたり一面が光りだして、何をすればいいのかもわかりません。(グリーク王国・正義の騎士)
ついに本拠地B5Fへ。しかしここでも謎が待つ。
A.
惜しい! 溶岩池に潜んでいることは間違いない。ただし、呼び出すためにはそれなりの準備が必要だ。地上で「カラークリスタルは元の位置へ」と話している人がいたよね。そのカラークリスタルがあった場所というのが実はここ、B5Fなんだ。だからどうにかして、ここにカラークリスタルを返還してやればいい。SEARCHがいつもと違う挙動をするということは、画面中が謎だということ。画面中に並んでいるものに注目してあれこれ試してみよう。改めて溶岩池の周囲を調べるとホラ...「邪悪な意識」エビルクリスタルの登場だ!
Q.
「冒険日誌『邪なる光輝』」から
未知に誘われて始まった冒険も、間もなく終わりの刻を迎えようとしていた。数多の謎に容赦ない罠。フェアリーランドでの冒険は苛烈を極めたが、その末ついに、災禍の元凶、エビルクリスタルが現れた。エビルクリスタルは嘯く。『私は神。汝の命これまで。』と。
抜刀一閃、返事代わり、三稜鏡色の塊めがけ、銀の刃を振り下ろす。しかし剣は虚空を斬るのみで、砕け散る気配は全くない …っ… 動揺しつつ二撃目を継いだが、結果は同じ、無駄なことだった。
この敵、できる。どう足掻いても打ち砕くことはできなかった。エビルクリスタルは「シールド」さえ操るのか? 魔法は全て封じられ逃げ口も塞がれ、もはや手も足も出ない。「私は荒井に助けを求めた。」(住所不定・赤毛の冒険家)
最後の敵エビルクリスタル。君は「ハイドライドII」を攻略できるか?
A.
どうやら歴戦の冒険家も、この「ハイドライドII」には手こずってるようだな。「優しさ」の真っ対極にある作品だから、まぁ、苦戦するのも無理はない。
さて、ここでエビルクリスタルが何者であるかについて、もう一度おさらいしておこうか。見た目が結晶体だから「クリスタル」と呼ばれてはいるが、その正体は「邪悪な意識」。つまり黒真珠のような実体を伴う存在ではないから、物理攻撃が当たるわけがない。もう上がっている土俵からして違うというわけだ。ならばどうやって対抗するか? だったらこちらも同じ土俵に上がればいい。そのためにどうするかは...地上でまめに情報を仕入れていればわかるだろう。大事な話は金を払ってでも聞いておくモンだ。
もうひとつ、奴は「邪悪」そのものだから、清く正しいものを非常に嫌う。どうやってそれをブチかましてやるか―そういやこないだまた旅先で、女の子と懇ろになっていたみたいだな。「赤毛の種馬」呼ばわりされているようでは、果たして倒せるかどうか。女神さまはお見通しだぞ!