カーソル | プレイヤーの移動。斜め移動不可。 |
数字キー | コマンド選択。 |
冒険の舞台はモーデ列島の小島・バムネッ島。主人公は、かつて島に名を馳せた勇者の息子である。父親にはラザフという名がある。勇者ラザフがどのような活躍をしていたかは作中では語られない。ともあれプレイヤーはラザフの息子になりかわり、消息を絶った父親を探して旅立つことになる。
主人公には5文字以内で任意に名前が付けられる。タイトル画面で「New Game」を選ぶと名前を訊いてくるので、好きな名前を付けてやろう。入力はキーボードから。なお、当時のパソコンの仕様上、濁点や半濁点も1文字としてカウントされる。
キー操作はいたってかんたん。カーソルキーと数字キーだけであらかたが済む。戦闘も昔ながらのコマンド式。何も難しいことはないので、説明の必要もないだろう。ただしオールBASICで速度が遅いため、移動時の操作性があまり良くない。止まりたいと思ったところで止まれないことがあるので、そこだけは注意しよう。
フィールド移動中には、足下を調べたり、アイテムや魔法を使うこともできる。調べたり使いたくなったら、数字キーでコマンドを選ぶだけなので、これも難しいことはない。同じくセーブも可能だが、セーブデータは1個だけである。ポイントごとにセーブデータをとっておくということは基本できない。
操作はキーボードにのみ対応している。カナキーがロックされていると、コマンド入力を受け付けてくれない。プレイ中はロックを外しておこう。
ゲーム中、メッセージを表示している途中で「Hit key」と表示されたら、何かキーを押すことで次のメッセージが表示される。リセットボタンやストップキーを押すという古典的ギャグはこの際やめておこう。
父親を探すための旅は、やがてバムネッ島の秘密を巡る冒険へと変わっていく。その結末やいかに。この先は自分で確かめよう!
1 | メイン画面 | 冒険の舞台。文字どおりゲームのメインとなる画面。 マップやモンスター・所持アイテム等はここに表示される。 |
2 | 主人公 | プレイヤーの分身。実は装備によってグラフィックが切り替わる。 |
3 | メッセージ画面 | 会話や選択肢等が表示される。大事なメッセージは見逃さないよう注意しよう。 主人公の台詞は冒頭に「P」が、モンスターは「M」、NPCはクラブやハートマークが付く。 |
4 | タイトルロゴ | 空きスペース埋め用(おい)。 タイトルロゴが常時表示されるとカッコイイと思ってしまうのはレトロゲーマーの性なり。 |
5 | ステータス画面 | 主人公の属性値が表示される。状態はここで確認しよう。 |
6 | コマンド画面 | 各種コマンドが表示される。 コマンドを実行するには、対応した数字キーを押す。 |
毎度おなじみゲーム画面の見方である。ゲームは典型的な「ドラクエ」タイプRPGだ。これまた何も難しいことはないので、細かい説明は不要だろう。オールBASIC&MSX2のスペックゆえメイン画面は小さいが、表示がワイプで切り替わったりとそれなりに凝ったことをしている。ついでにこのワイプ中にカラーパレット入れ替え処理もやっているようで、カラフルなグラフィック表示に一役買っていたりする。
いわゆるHP。攻撃されたり疲れることをすると減る。0になると死亡。ゲームオーバーとなる。ちなみに単位は「転んだときの痛さ」が1。
同じくMP。魔法を使うのに必要。上位魔法ほど消費が激しい。
同じくレベル。主人公のランクを示す。一定のけいけんを稼ぐと上がる。最高は10。
同じく経験値。モンスターを倒すと得られる。レベルアップに必要。レベル10に達すると上がらなくなる。
攻撃力。主人公の強さを示す。武器やレベルアップで上がる。高いほど敵によりダメージを与えられる。
防御力。主人公の打たれ強さ。防具やレベルアップで上がる。高いほど受けるダメージが軽くなる。
所持金。街での買い物や宿泊に必要となる。主に倒した敵の財布から抜き取って入手(おい)。上限は約30000。単位は円。
コメディ色の強い作品だけに、RPGおなじみの属性値は全て日本語・ひらがなである。もっとも、各種パラメーターを単純に言い換えただけなので、CRPGを遊び慣れたプレイヤーなら、どれも一目で分かるものばかりだろう。
多くのRPGでは街や城は安全な空間となっているが、この「ハパザード」ではそうと限らない。罠のようなイベントや、引っかける気満々のトラップだらけで気が抜けないのだ。何気なく建物に入ったら、イベント発生で取り返しの付かないことになったというのが当たり前なのである。
態勢を整えてからセーブするつもりで街に入ったら逆に大損害を受け、だいぶ前からやり直さざるを得なくなった...なんてことのないように、街や城などに入る前には、必ずセーブしよう。
戦闘中たびたび現れる「ガイジン」。「会心の一撃」のダジャレながら、威力・インパクトともに強烈だ。味方として加勢してくれるならいいが、厄介なのは「我が生涯最高の一撃を受けてみよ!」とこちらに挑んでくるときだ。ガイジンの一撃は半端でない。魔物の攻撃に耐えられるげんきが残っていても、不意にガイジンが現れて、死亡してしまうことさえある。
これを防ぐには、早めの回復を心がけるしかない。瀕死ギリギリまで粘らず、余裕を持って回復させておけば、最悪のリスクは格段に減らせるだろう。
敵味方お構いなし。ガイジンはいつ出てくるか読めないので、不測の事態には常に備えておく必要がある。
戦闘では「逃げる」選択肢がわりと有効である。成功率は6割。レベルが低くて敵わない相手や手間のかかる魔物は、無理して戦わず逃げ回った方が、消耗が少なくて済む。強い敵が出没するエリア内の街に行ったり、先を急ぐときなどにも、逃げるという選択肢は有効だ。また、「逃げる」ことで回避できる罠も...
「ふはははは、なかなかやるな!」 命あっての物種、利のない相手は逃げるに限る。カッコ悪くたって構うもんか!