主人公 | プレイヤーが操るキャラクター。好きな名前が付けられる。 島の勇者ラザフの息子。消息を絶った父を追って旅に出る。 勇者の息子もまた、冒険を経て新たな勇者へと成長する。 | |
ラザフ | 主人公の父。かつては高名な勇者だった。現在は引退している。 島の異変を受け、ふたたび戦いに出るも行方不明となる。 それが主人公が旅に出る端緒となった。 | |
情報屋 | ラザフとは顔見知りの情報屋。 そのよしみで様々な情報を教えてくれる。 その内容は物語の手がかりというより、ゲームのヒントが多い。 | |
神殿のジジイ | 神殿に住む老人。神殿にまつわる伝説をかたくなに信じている。 「悪魔の穴」のことも知っているはずなのだが、そちらは全く教えてくれない。 | |
ファイス | タリアの王女。城の中で魔物に襲われている。 人なつこい犬を飼っている。 | |
ニューヨーブの女主人 | 宿でいかがわしいサービスをしてくる食わせ物の美女。 ネタキャラのようでいながら、実は物語の鍵を握る。 顔立ちがどこかの王女のような... | |
泉の精 | 泉に住む精霊。 秘密の暗号を教えてくれるがゲーム本編には関係ない。 | |
ニーナ | ロマーナの王女。ラザフの行方を教えてくれる。 護衛の兵士がなかなか会わせてくれない。 | |
アノーメ王と執事 | 娘フィル王女の失踪により気が触れている。 今は執事が職務を代行している。 実はどちらも生まれがよくないらしい。 | |
フィル | アノーメの王女。美貌の姫だがその身には呪われた血が流れている。 冒険は彼女の因果へと収束する。 | |
ファール | 100年前にモーデ列島を荒らしまわった極悪非道の大海賊。 隠されたその財宝にまつわる因縁が、今回の事件を引き起こした。 | |
ガイジン | 戦闘中不意に現れ、その場をかき乱す謎の外人。愛称たみちゃん。 展開によっては大番狂わせを演じることに。 CV玄田哲章(嘘) |
当時の流行らしく、ハパザードもストーリー主導型のRPGであり、個性的なキャラクター達が登場する。主要キャラのグラフィックデータには相当領域が割かれていて、絢爛なビジュアルで描かれる。MSX2のページング機能とビットマップグラフィック機能の賜物だ。そのため本作を動かすにはVRAM128Kが必須である。
- | 名称 | げんき | こうげき | ぼうぎょ | おかね | けいけん | 特記事項 |
ぷるぷる | 16 | 8 | 20 | 4 | 1 | いわゆるスライム。最弱の敵だが防御力が高い。 倒すのに手数が掛かる上実入りが少ない。 | |
ヒトツメレオン | 20 | 10 | 10 | 10 | 3 | 一つ目カメレオン。ヌルヌルがアイデンティティ。 最初の敵としては戦いやすい上リターンも悪くない。 | |
シをマネキ | 30 | 14 | 20 | 15 | 7 | カニの化け物。 その名のごとくれべる2くらいまでは恐るべき相手。 強くなるまでは遭ったら逃げるべし。 | |
サイコロプス | 100 | 25 | 20 | 30 | 15 | 超能力を使うサイコロ型一つ目魔人 序盤の敵ではかなりげんきが高い。 ゲンパが使えないと苦戦は必至。 | |
ザコ | 50 | 18 | 40 | 20 | 10 | 文字どおりの雑魚。 装備さえ揃っていれば恐れる敵でもない。 カルシウムが豊富。 | |
チョピ | 30 | 0 | 40 | 30 | 0 | かわいい犬。 非常に人なつっこく、攻撃してくることはない。 むしろ飼い主を怒らせる方が恐ろしい。 | |
シのクマ | 200 | 45 | 55 | 100 | 20 | タリア城に押し入った魔物。序盤の強敵。 | |
ネオハイエナ | 60 | 30 | 30 | 60 | 25 | お肉大好きな肉食獣。 目にする相手は肉にしか見えないらしい。 しかし威勢だけで強くはない。 | |
ウラドラゴン | 100 | 50 | 50 | 120 | 60 | ドラゴン雀士。ヨーブ付近ではかなり強い。 こちらが弱いうちの戦闘は避けたい。 あんた、背中が煤けてるぜ(おい)。 | |
トリド | 90 | 40 | 65 | 100 | 50 | 炎を身にまとった女性型の魔物。情熱的な性格。 まともに戦うと意外と面倒。 炎の下は全裸。 | |
マミー | 140 | 70 | 50 | 200 | 80 | 名前のシャレかお節介焼きのオカンのような性格。 オカン同様しぶとくてイヤな敵。 ときどき謎の呪文を唱えるが何の効果もない。 | |
バランバ | 180 | 80 | 40 | 300 | 120 | 地上最強の雑魚。しぶとい上に強い。 できれば戦いたくない相手。 勢いだけのセリフにネタ切れ感が漂う(おい)。 | |
ブラックネイル | 100 | 120 | 50 | 220 | 150 | 終盤の強敵。最強の攻撃力を誇るザコ。 げんきが低いのが救い。 魔法で一気に片付けたい。 | |
ベロッパー | 200 | 40 | 100 | 250 | 130 | ブラックネイルとは逆。 攻撃力こそ低いがげんきが高くて倒しづらい。 できれば戦わずに逃げたい相手。 | |
ダークナイト | 500 | 100 | 100 | 1000 | 500 | 悪魔の穴の出口に待ち構える魔剣士。その正体は? | |
あくりょう | 1500 | 150 | 100 | 0 | 0 | 財宝に取り憑いたファール海賊団の亡霊。 その怨念はいまだ消えず、亡き後も恐るべき執着を見せる。 |
ギャグが基調の作品ゆえ、敵キャラにもおかしな連中が揃っている。シャレにならないほど危険な奴や厄介な奴も混じっているが、やけにユーモラスでどこか憎めないのはセリフのおかげだろう。どの魔物にもコミカルなセリフがいくつか用意されていて、戦闘中はさまざまなことを口走る。そのおかげでハパザードの戦闘には軽口の応酬のような趣がある。
魔物の出現法則は非常に単純である。主人公がいるエリアや座標によって、出現する魔物の種類を切り替えているだけである。地形による判断はしていない。山や草地に入ったからといって強い魔物が現れるということはない。
用心しなければならないのはガイジンだ。ガイジンの繰り出す「我が生涯最高の一撃」の威力は、戦闘中の魔物のこうげきに等しい。だから戦闘中に自分のげんきが相手のこうげきを下回りそうになった場合、急いで回復させるべきである。さもないとガイジンの一撃で昇天する可能性がある。