裏技的なもの

Jのかめん活用法

Jのかめん持ち込み成功
魔城までJのかめんを持ち込むの図。アイテムや魔法をうまく使えばそう難しいことではない。
ちなみに仮面をかぶっても主人公のグラフィックが変わる。

 持っているだけで高確率でガイジンに攻撃される呪われたアイテム「Jのかめん」。しかし一方でぼうぎょを10上げる効果がある。
 なのでガイジンの攻撃にある程度耐えられる程度に成長していれば、案外防具として使えたりする。特に最終決戦に持ち込めると、少し戦闘が楽になる。


ガイジンvsガイジン

ガイジン攻め ガイジン受け
ガイジンが攻めてガイジンが防ぐ。ある種のバグテクながらハパザードらしい夢の対戦カード(おい)

 プログラムの隙を突いた半分バグみたいな技。ガイジンの出現率が上がる「Jのかめん」と、ガイジンを召喚して戦わせる「シをマネキのツメ」。この二つを同時に使うと、ガイジン同士を戦わせることができる。
 ガイジンに攻撃されても、召喚したガイジンが肩代わりしてくれるのか、プレイヤーはノーダメージで済む。召喚したガイジンの攻撃はちゃんと敵モンスターに当たってくれるが、画面には敵ガイジンが表示される。
 なお、あくりょうとの対決ではガイジンが乱入してこないようになっているので、ガイジン同士の最終決戦ということはできない。


エンカウントの法則

 「ハパザード」では昔ながらのランダムエンカウントを採用している。移動時に乱数を判定し、出目によって魔物が出現するというものだ。具体的には一歩動くごとに10分の1の確率でエンカウントする。
 地上で出現する魔物の種類は、座標によってマップを4つのエリアに分け、自分がどこにいるかで切り替えている。南東ではぷるぷる・ヒトツメレオン・シをマネキ、北東ではサイコロプス・ザコ、北西ではネオハイエナ・トリド・ウラドラゴン、南西ではマミー・バランバが出現する。森や山といった地形によって強い敵が出るということはない。

バムネッ島モンスター分布図
フィールド上の魔物分布を示した図。魔城を中心に4つのエリアに分かれている。南東から反時計回りに強い敵が配置されている。


調べたときの反応

 「しらべる」コマンドで足下を調べた場合、次のような反応が以下の確率で返ってくる。

行動確率ステータスの変化
何もない1/2-
1円発見1/10おかね+1
ありんこを見つける1/10-
つまづく1/10げんき-1
青虫を食べる1/10-
日和見をする1/10-

あおむしを食べるの図
青虫を拾い食いする主人公の図。体に悪そうだがげんきが減ったりということはない。そういや貧乏という設定だったっけ。


ガイジンの法則

 ガイジンは次のようなルールで出現する。
 まず自分が攻撃したときに3%の確率で出現する。ここで出現が確定すると助太刀してくれる。
 次に敵の攻撃時に3%の確率で出現する。さらにJのかめんを装備している場合、もう一度出現判定をする。ここでの出現率は60%まで跳ね上がる。敵のターンで出現が確定すると勝負を挑んでくる。
 チョピ・ダークナイト・あくりょうとの戦闘中には出現しない。ガイジンの攻撃は、敵味方ともに補正無しの「こうげき」の数値をそのままダメージとして与える。
 ついでに本来はニューゲームかコンティニューかでも変化させるつもりだったようだ。そのための処理がプログラムに残っているが、判定用の変数がクリアされているため意味をなしていない。


なんとかの金曜日

アイテム定義用データを覗いてみたところ スプラッターな未使用グラフィック
リストやデータを覗いてみる。用意されているのに使われてないデータが残っているのがわかる。

 本作には幻のアイテムが二つ存在する。プログラム中にデータとして設定はされているのだが、なぜかボツになってしまったようで、本編に登場しない。そのひとつは「あやしいチェンソー」。おもいでのつるぎに次ぐ強さの武器なのだが、プログラム内に入手できる処理が組まれておらず、残念ながら手にすることはできない。どうやらJのかめんに対応するアイテムだったようで、グラフィックデータにも、チェンソー装備時のイベント用と思われる絵が残っている。
 もうひとつは「ファールのひほう」。作中で手に入れられるものとは異なり、ドリンク類と同じユースアイテムとして設定されたデータが存在している。作中のファールのひほうは、フラグ変数によって三つの玉とまとめて管理されている。そのためプログラム処理上、ユースアイテムの方を使う必要がなくなってしまったのだろう。


複数のセーブデータを持つ方法

アイテム定義用データを覗いてみたところ
幻のアイテムが手元に。セーブデータを弄ればこんなことも可能だ。

 1枚のディスクにセーブできるのは一箇所だけである。しかしファイルを操作することで、1枚のディスクに複数のデータを保存しておける。
 セーブデータは「HAPHA.DAT」という名前のファイルである。なのでセーブ時に上書きされないよう、これを複製してリネームしておけば、複数のセーブデータを保存しておける。もちろんロードする場合はファイル名を「HAPHA.DAT」に戻しておく必要がある。
 ついでにセーブデータは各種変数の内容がテキスト形式で保存されているだけである。テキストエディタを使って中身を書き換えれば、ステータスを自在に変更できたりする。

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