旅の進め方

 本作の目的は、失われた記憶の謎を求め、閻魔大王に会うことである。閻魔大王に会うためには、幾多の妖怪どもが待ち受ける地獄を進んでいかなければならない。
 各ステージはおおむね20の場面で構成され、妖怪どもが行く手を阻んでいる。これをいかに攻略していくかが、プレイヤーに与えられた課題というわけだ。

100円発見 ボーナス面

 ステージには横に進む面と、縦に進む面の2種類がある。横に進む面は画面切り替え式で、各場面の右端から画面外に出ると次の場面に切り替わる。縦に進む面は強制スクロールだ。スクロールアウトする地形に幽霊君が挟まれると即ワンミスとなる。どちらのステージも前の場面に戻ることはできない。
 邪魔する敵は、バックアタックやおちょコ玉でやっつけよう。敵を倒すとコインが現れる。これを拾えばお金が増える。お金はアイテムを取るのに必要だ。各ステージの道中には、至るところにアイテムやお金が隠されている。バックアタックで壁を壊すと現れるので、適宜拾って役立てよう。
 壁の中から階段が現れることもある。それがボーナスステージへの入り口だ。ボーナスステージは基本各ステージにふたつ存在し、まとまった量のアイテムやお金が手に入れられる。ボーナスステージはバックアタックが使い放題になるかわり時間制限がある。一定時間を過ぎると放り出されてしまうので、効率よく廻ろう。

中ボス出現 ステージボス登場

 進んでいくとやがておどろおどろしいBGMに切り替わり、中ボスが現れる。中ボスは各面異なるものが登場し、トリッキーな動きと攻撃パターンで幽霊君を翻弄してくる。どれも強敵揃いで、苦戦は必至だ。倒すには動きをよく見て、隙を見つけることが肝要である。
 見事中ボスを倒し、ステージの最後まで進めば、ステージボスのおでましだ。ステージボスだけに、中ボス以上に巨大でタフな奴らが揃っている。はじめてのトライで倒すのは難しいかもしれないが、中ボス同様、動きをよく見て隙を突けるようになれば、おいおい倒せるようになるだろう。製作者さんが取説で自負するとおり、バラエティ豊かなデカキャラ戦は「幽霊君」の大きな売りだ。いかにこれを攻略するかが本作の醍醐味であり魅力である、と言ってしまってもよいだろう。

ゲームオーバー

 ゲームはライフ&残機制である。ライフの最大値は8。敵から受けた攻撃に応じてライフゲージが減り、0になるとワンミス、幽霊君残り数が1減った上、直前の復帰ポイントからやりなおしとなる。この際ミスしたときに持っていたアイテムやお金は保持される。なお、受けたダメージ量によってはしばらく体が点滅するが、その間はダメージを受けない。
 残り数は2からスタートし、得点によってエクステンドする。初回5万点で、以降7万点ごとに1増える。残機は多いほど有利なので、序盤からしっかり増やしていきたい。
 残り数0の状態でミスするとゲームオーバーとなるが、直前の復帰ポイントからのコンティニューが可能だ。この際それまで持っていたアイテムやお金・得点は全て失われる。しかし極端にパワーダウンするということはないので、リトライは比較的容易だ。コンティニューに回数制限はないので、あきらめずに何度でも挑もう。

ネクストステージ開始

 かくてボスを倒せばステージクリアとなり、次の面が始まる。面クリアするとライフとバックアタックゲージが全快し、獲得したアイテム・お金は持ち越しとなる。
 地獄は全部で7ステージからなる。針山、血の池、灼熱などなど、さまざまなステージが存在し、幽霊君の地獄旅は、先に進むほどハードになっていく。その最後に出会う閻魔大王は、敵か、味方か。そして幽霊君の正体とは? それは自分で確かめよう!


攻略豆知識

バックアタックもうひとつの活用法

 バックアタックは「幽霊君」のシンボルとも言えるアクションだ。ユーモラスなアクションながら、攻撃したり壁を壊したりと、使いどころは多い。しかしそれ以外にも、バックアタックには忘れてならない特徴がある。それはダッシュ移動だ。バックアタックを使うと、幽霊君は瞬時に後方にダッシュする。これを移動に転用するのだ。
 バックアタックを使えば、通常では避けきれない攻撃も、ダッシュでかわせるようになる。また、敵に囲まれた状態から攻撃しながら高速離脱することもできるし、位置関係を変えることも可能だ。
 幽霊君の移動速度は遅めである。バックアタックは攻撃のみならず、足(幽霊だけど)の遅さをカバーする手段としても使える。無駄撃ちに注意しつつ、回避や移動にバックアタックを使うことを覚えれば、相当有利に立ち回れるようになるだろう。

地味に強いおちょコ玉

 バックアタックの方が威力が高く当てやすいので、慣れないうちはそればかり使いたくなるだろう。しかし、やがて限界が見えてくる。そこで重要になってくるのが、もうひとつの攻撃手段、おちょコ玉だ。
 おちょコ玉はバックアタック以上にリーチが長い。しかも当たったザコはしばらく硬直し、その間当たり判定がなくなる。ハズした時の隙の大きさが弱点だが、アウトレンジ攻撃や牽制ができるのは、バックアタックにはない強みだ。
 おちょコ玉はゲームの進行につれ数が増え、3連射までできるようになる。連射可能になったとき特に有効なのが、張り付き攻撃だ。敵に肉薄した上でおちょコ玉の連打を浴びせると、実はバックアタック以上のダメージを与えることも可能である。高次面のデカキャラ戦では、おちょコ玉の使い方が勝敗を決すると言っても過言ではない。
 バックアタック・おちょコ玉は双方に長所と短所がある。両方を巧く使えるようになれば、よりスムーズに進めるのだ。

アイテムの位置を覚えよう

 本作において、アイテムが現れる場所は全て決まっている。その上全てのアイテムは有料なので、取るならどこかでアイテム分のお金を稼いでおく必要がある。
 つまりどこでどのアイテムを手に入れるかは、すべて計画化できる。計画化できるということは、ボスに備えてここで補給しようとか、消耗したらここで回復するとか、しばらくアイテムが出ないから慎重に進もうといった具合に、ペース配分ができるようになるということだ。また、アイテムのありかを知っていれば、バックアタックを無駄撃ちせずに済む。
 アイテムの位置を覚えることは、全体を通じてどう攻略していくかの戦略を立てる基本となる。必要なタイミングで確実にアイテムを手にできるようになれば、安定して進めるようになるだろう。

デカキャラは顔が命

 キャッチコピーに謳われるとおり、大中含めて本作には様々なデカキャラが登場する。だいたいのデカキャラは弱点を攻撃しなければダメージが与えられないが、弱点はたいがい顔や目の部分だったりする。なかなかダメージが与えられないと思ったら、顔や目を攻撃する方法を探そう。敵の挙動や弾道は、よく見てから対処できるものが多い。弱点がわかったら、あとはいかに効率よく攻撃するか。それが攻略の糸口となる。

あきらめずにプレイしよう

 製作者さんが認めるとおり、「幽霊君」はハードなアクションゲームだ。はじめはどうやってクリアすればいいのかさっぱり見当がつかず、途方に暮れるというのはよくあること。それでも地形や敵の癖を覚えれば、やがて切り抜け方が見えてくる。
 進行に詰まったら、さまざまな方法を試してみるのも手だ。とにかくあきらめずにリトライと試行錯誤を続けよう。「幽霊君」はハードだが、理不尽なゲームではない。少しずつでも上達していけば道は開ける。そうして何度もプレイを重ねれば、最初あれほど無理だと思った局面も、いつしからくらく乗り越えられるようになっているだろう。

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