ここからは各面の進め方やデカキャラの倒し方を紹介していこう。制作者・牧野さんは、ヒントなどは専門誌を見て欲しいと述べているが、当時の雑誌ではあまり採りあげられていない。確認できた限り5面以降を攻略した記事は皆無なので、進行に詰まったら参考にしていただけるとさいわいである。
ところで「幽霊君」はプレイヤーの好みや腕前によって、同じ場面でもいくつかのやりかたがある。ここで紹介するのは飽くまで筆者荒井の攻略法だ。人によってはやりづらかったり、もっと良い方法があるかもしれないので、そこはご容赦を。
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画像 | 名前 | 得点 | お金 | 気 | 地形 | 特記事項 |
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闇夜のカラス | 50 | 5 | × | ○ | 編隊で飛んでくる最弱のザコ。たまに突っ込んでくるのでご用心。 | |
闇邪鬼 | 50 | 5 | ○ | × | 近づくとジャンプしてくる。狭いとこでの鉢合わせに注意。 | |
人魂 | 100 | 10 | × | ○ | どこまでも幽霊君を追っかけてくる。ちょっとウザい。 | |
化け竹の子 | - | - | ○ | - | 動かないが伸縮して弾を吐いてくる。撃破不可。 | |
笹の葉もどき | 200 | 5 | × | ○ | トリッキーな動きで落ちてくる。バリアで撃破可。 |
※ 表の見かた
「得点」は倒すと得られるスコア。「お金」は同じく落とすコインの額。
「気」は気こと弾を撃つか否か。撃つ敵は○を表記している。
「地形」は地形を無視して動くかどうか。地形を無視する敵は○で表記。
「特記事項」は特徴のひとことメモ。
旅はさびれた廃寺のような場所から始まる。生い茂る竹林とどこか哀調を帯びたBGMが、うら寂しさをかきたてる。まずはここで幽霊君のアクションやゲームのあらましをつかもう。なお、ステージは本来20場面が一直線に並んで構成されているのだが、ここではブラウザで見やすいよう、マップを5画面ごとに区切って4段に並べ替えてある。スタート地点が左上で、ステージボスが右下だ。
ファーストステージはその名のとおりほんの序の口、小手調べだ。敵の攻撃も苛烈ではなく、画面最上段にいれば大概のザコはかわせる。しばしば追いかけてくる人魂は、引きつけてバックアタックで撃退してやろう。イヤらしい動きで落ちてくる笹の葉もどきにも要注意だ。
道中には100円がいくつか隠されている。適宜拾いながら進んでいこう。今のうちから蓄えを作っておくと、あとあと助かるのだ。
ボーナスステージ1ではバリアが手に入れられる。できれば2面まで持ち越したい。ついでにレトロゲーム愛好家なら、ボーナスステージに出入りするときのラスタースクロール風エフェクトに歓喜しよう(おい)。
LIFE:8,得点:1000点
最初のデカキャラはぬりカベだ。地面からせり上がっては、放物線状に弾を4発投げて、また沈むという動作をくりかえす。とはいえ動きも攻撃も単純で、それほど強い相手ではない。画面下方で待機して、出現したら懐に入りこみ、バックアタックを連打するだけで勝てるだろう。むしろ絶えず落ちてくる笹の葉もどきの方に注意したい。
逆に言えば、続けざまにバックアタックを繰り出せなければ苦戦する。アタックゲージを十分貯えた状態で臨むべし。
LIFE:12,得点:10000点
ボスは岩壁に現れた鬼の顔だ。本体は動かないが、目から弾を、口から闇邪鬼や人魂を絶えず吐き出してくる。ズバリ弱点は目。ただし弾や吐き出してくる妖怪のせいでなかなか近づいて攻撃できない。
ならば逆に、その妖怪で攻撃してやろう。吐き出す妖怪をボスにぶつけてやるのだ。妖怪が目の高さまでやってきたときがチャンス。すかさずバックアタックで打ち返そう。当てやすいのは人魂だ。バックアタック時に目の高さで飛んでくる弾にぶつかりやすいので、そこは注意しよう。隙を見ておちょコ玉も撃ち込めれば完璧だ。
ダメージが重なるほど、画面が揺れて狙いが付けづらくなる。時間制限はないので、焦らずじっくり狙おう。それと鬼面洞前にある上下に1キャラ分出っぱった壁は破壊可能だが、壊すと避けが厄介になる。むやみに壊さないようにしよう。
倒すと幽霊君は口の中へと入っていく。どうやらこいつは地獄への門でもあるらしい。次の舞台へと向かおう。