LIFE:12,得点:70000点
幾多の苦難を乗り越え、雲の上までやってきた幽霊君。とうとう閻魔大王との対面を果たすが、どうも様子がおかしい...なんと目の前に現れた大王は、有無を言わせず、敵として襲いかかってきたのだ!
ついに「幽霊君」最後のボスの登場だ。地響きと共に画面を揺るがしながら出現し、画面の半分を覆い尽くす巨体はラスボスの貫禄十分、対峙するプレイヤーを圧倒する。攻撃手段はシャボンランチャー(おい)と誘導弾。シャボンランチャーはふたつの特大サイズのシャボン玉から、幽霊君めがけて次々に発射される。ハリの形をした黄色い誘導弾は、手元の水晶玉から5発動時に発射され、幽霊君に襲いかかる。その激しさはさすがラスボス、倒すにはこれらをかいくぐり、攻撃をたたき込まねばならない。
弱点は頭部である。厳密には目と頭頂部。そこにバックアタックやおちょコ玉を当てればダメージを与えられる。問題は猛攻をどうやって凌ぐかだが...よく見ると本体こそデカいのだが、当たり判定は頭部にしかない。それ以外の場所は「背景」なので、自由に動き回れることに気付けば、俄然戦いやすくなる。シャボンランチャーも誘導弾もしつこいが、どちらも大部分は見てからでもかわせる。ただし複合攻撃が厄介なので、できるだけ密集していない場所でかわすようにしたい。大シャボン玉の動きにも要注意だ。デカい上突然高速移動するので避けづらい。さらに顔面をガードしているときは攻撃が当てられない。こうなったら適宜離れて避けに専念しよう。顔面から大シャボン玉が離れた瞬間を見計らい、バックアタックやおちょコ玉を当てに行くのだ。
...とは言ったものの、実はそれよりずっと簡単に倒せる方法がある。よく見ると閻魔は画面の右上、後頭部付近のガードが手薄である。そこに付け込んで閻魔の後頭部に張り付き、おちょコ玉の連打を浴びせてやるのだ。特に戦闘開始直後は後頭部のガードがお留守なので、ほぼ一方的に攻撃できる。シャボンランチャーが飛んできても、かまわず撃ちこみ続けよう。すると正攻法なら本作屈指の強さを誇る閻魔が、なんとそれだけで撃破できてしまうのだ! バリアがあればなお確実。下手に動き回って戦うよりも、かえってこっちの方がダメージを抑えつつ、確実に倒せてしまったりする。ゲームとしては問題ありかもしれないが、アクションが不得意なプレイヤーへの救済措置と捉えたい。
もちろん正攻法で倒したいなら、そちらで挑んでも構わない。見事撃破できれば、残機1に対して4万点のリメインボーナスが加算され、エンディングへと突入する。
旅の終わり、晴れやかな音楽とともに幽霊君を待っていたのは、なんと倒したはずの閻魔大王だった。しかしさっきとも様子が違う...呆然としていると、威厳と優しさに満ちたまなざしで―意外なことを―語りかけてきた...「さすがわしの息子だ!」